長期で分散投資が可能!おすすめ米国ETF

米国株ってなんだか難しそう・・と感じられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そういった方へは特定の指数
- S&P500
- ナスダック総合指数
- 全世界株式
などに連動するETFがおすすめです。
ETFと投資信託についてはこちらの記事にまとめています。

特定の銘柄を選ばなくても米国市場全体へ投資することができます。
さらには分散して投資することも同時にできます。
今回の記事では米国株価指数に連動する米国ETFをご紹介します。
米国株投資では購入手数料の無料なDMM株手数料が割安です。

S&P500連動ETF

S&P500は、S&P ダウ・ジョーンズ・インデックスが算出しているアメリカの代表的な株価指数。
ニューヨーク証券取引所、NYSE MKT、NASDAQに上場している銘柄から代表的な500銘柄の株価を基に算出される、時価総額加重平均型株価指数です。
VOO
- 名称 バンガード・S&P500ETF
- 経費率 0.03%
- 運用会社 バンガード

IVV
- 名称 iシェアーズ・コア S&P 500 ETF
- 経費率 0.04%
- 運用会社 ステートストリート

VOOとIVVともに運用会社が違うだけでS&P500に連動するよう設計・運用されています。
運用資金は日本円で10兆円を超えており、どちらを選んでも大差がありません。
チャートの似通った値動きをしていますね。
全米株式連動ETF
VTI
- 名称 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
- 経費率 0.03%
- 運用会社 バンガード
米国株式市場の投資可能銘柄のほぼ100%をカバーする、CRSP USトータル・マーケット・インデックスに連動したパフォーマンスを目指します。
引用 バンガードHP

VTIの特徴は米国企業の中・小型株を含めて銘柄のほぼ100%をカバーできる点にあります。
S&P500が500社への投資に対してVTIは約3,700社への投資となっており、分散が効いています。
トータルリターンについてはそれほど変わりません。
どちらの指数が投資する際に信頼できるかによって使い分けていただれればと思います。
こちらの本でもVTIへのシンプルな投資が推奨されています。

ナスダック100指数連動ETF
ナスダックに上場する時価総額上位100銘柄の時価総額加重平均によって算出される株価指数です。(金融株を除く)
アメリカ合衆国を代表する株価指数の一つとなっています。
近年ではGAFAMを中心としたハイテク企業が軒を連ねています。
QQQ
- 名称 インベスコQQQトラスト・シリーズ1
- 経費率 0.2%
- 運用会社 インベスコ・パワーシェアーズ・キャピタル・マネジメント
『 NASDAQナスダック 100指数 』に連動する投資成果を出すよう運用されています。
2020年9月現在、ナスダックはハイテク銘柄のGAFAMが強く連日最高値を更新しています。
今後、この傾向が続くかは分かりませんが近年ではQQQのリターンはずば抜けて高い状況です。

全世界株式ETF

VT
- 名称 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
- 経費率 0.08%
- 運用会社 バンガード
『 FTSE 全世界指数 (All-World) 』に連動する投資成果を出すよう運用されています。
構成銘柄は先進国と新興国約47ヵ国の大型・中型・小型株約8,900銘柄
これ1本で全世界の銘柄に投資ができます。
主要な投資国の割合は次の通りです。
市場 | VT | ベンチマーク |
---|---|---|
米国 | 57.10 % | 57.00 % |
日本 | 7.00 % | 6.90 % |
中国 | 4.80 % | 4.80 % |
英国 | 4.00 % | 4.00 % |
スイス | 2.60 % | 2.70 % |

米国高配当ETF

- メリット キャッシュフローが読みやすい
- デメリット トータルリターンが市場平均に負ける可能性がある
VYM
- 名称 バンガード・米国高配当株式ETF
- 経費率 0.06%
- 運用会社 バンガード
配当利回りが高い大型株で構成されています。
高配当ETFの中では400銘柄に分散されており運用期間も長くリーマンショックを経験している銘柄で安定感があります。

SPYD
- 名称 SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF
- 経費率 0.07%
- 運用会社 ステートストリート
S&P500の採用銘柄のうち、高配当利回りの上位80銘柄で構成されるS&P500高配当指数をベンチマークとして運用されています。
高配当ETFの中では利回りが一番高く、不動産銘柄中心なのが特徴です。

HDV
- 名称 iシェアーズ・コア米国高配当株 ETF
- 経費率 0.08%
- 運用会社 ブラックロック
HDVは財務健全なエネルギー・ヘルスケアセクターが中心です。
組み入れ銘柄の入れ替えが4半期に1度設定されているのが特徴です。

米国債券ETF

- メリット 株式より値動きが少なく安定している
- デメリット 株式よりリターンが低い
AGG
- 名称 iシェアーズ・コア米国総合債券市場ETF
- 経費率 0.05%
- 運用会社 ブラックロック
AGGは、ブルームバーグ・バークレイズ米国総合インデックスを対象株式指数に設定しており、米国債券市場全体のパフォーマンスと連動しています。
米国債券市場と連動するETFで長期・中期・短期債券を幅広く取り入れています。
BND
- 名称 バンガード米国トータル債券市場ETF
- 経費率 0.04%
- 運用会社 バンガード
『 ブルームバーグ・バークレイズ 米国総合指数 』に連動する投資成果を出すよう設計・運用されています。
米国債を中心とした格付けの高い債券で構成されたETFになります。

LQD
- 名称 iシェアーズ iBoxx 米ドル建て投資適格社債 ETF
- 経費率
- 運用会社 ブラックロック
『 iBoxx リキッド投資適格社債インデックス 』米国内で販売されている米ドル建ての社債のうち、流動性が高い投資適格社債100銘柄で構成される。指数に連動する投資成果を出すよう設計・運用されています。
ドル建てで発行されている社債1500銘柄以上で構成されているETFです。
BBB以上の格付けを獲得している銘柄のみで構成されていて値動きも比較的安定しています。

まとめ

今回は米国ETFについてご紹介していきました。
ETFの魅力は1銘柄で何百から何千という銘柄に投資するのと同じ効果を得られることにあります。
どの銘柄も維持手数料が最安水準で優良な銘柄ばかりです。
幅広く分散して長期で持ち続けるということが合理的な投資手法です。
ご自身のアセットアロケーションを考えながらどのくらいのリターンが欲しいのか?
どの程度のリスクをとれるのか?考えながら商品を選んでみて下さい。

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証券口座をまだ持たれていない方は口座開設をしておきましょう。

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初心者の方でも読みやすい本となっていますのでこれから資産を作っていきたい方へは一度読んでみて下さい。