【投資の最適解】投資の大原則 まとめ
誰もが結果を出せる投資手法を知りたくないでしょうか?
今回は9割以上の方がほぼ同じ結果を出せる再現性の高い投資手法【投資の大原則】という本についてご紹介します。
この本は
- 『ウォール街のランダム・ウォーカー』の著者 マルキール,バートン
- 『敗者のゲーム』の著者 エリス,チャールズ
の2人によって書かれた本です。
どちらの本も100万部以上のベストセラーですが、ページ数も多く小さな字で書かれていて本を読みなれていない方には時間がかかってしまったり、難しいと感じられると思います。
今回は「投資の大原則」の内容を紹介しながら、読んで5年後の自分がどう実践したかを正直にお伝えします。
本の要約だけじゃなく、30代妻子持ちとしてのリアルな視点を加えているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
基本情報
まずは『投資の大原則』の基本情報です。
- 著者 マルキール,バートン エリス,チャールズ
- 出版社 日経BP
- 発売日 2018/7/4
- 販売価格 定価1,600円
- ページ数 157ページ
つみたてNISA、iDeCoにも最適。
100年人生時代、一生お金で困らないためのノウハウを満載!『ウォール街のランダム・ウォーカー』のバートン・マルキールと
『敗者のゲーム』のチャールズ・エリス、
2人のカリスマによる「長期投資のバイブル」を全面改訂
簡単に読めるサイズとなっています。
誰にもできる成功法則とはどういったものなのでしょうか?
投資の大原則5つのポイント
投資の大原則に書かれている5つのポイントは次の通りです。
本書の5つのポイント
- 若いうち貯蓄を始めて、定期的に続けること
- 会社の福利厚生や国の退職に向けての制度を活用すること
- 市場全体に投資するコストの低い「インデックスファンド」で資産分散を図ること
- 自分に合った資産配分を維持するために年1回見直す。
- 自分に決めた投資方法を守り、長期投資を心がける
具体的な方法について説明していきます。
貯蓄の重要性

まず初めに投資を始める前に貯蓄をしようということが書かれています。
なぜかというと
若いうちから貯蓄を始めることで時間を長く使うことができ、投資で得たお金を再投資ができるからです。
複利の力を使えばより早くお金を増やすことが可能となります。
※逆にカードローンやリボ払いは利息が加速度的に増えていくのでできるだけ避けるべきです。
節約で得たお金を若いうちから投資することが時間を味方につけリターンを大きくすることができます。
税優遇策をフル活用する
貯金をする上で、税金を節約することが家計運営の重要なポイントとなります。
税金を節約すれば、それに蓄えて投資に回すことができます。
日本では非課税制度にはNISAやiDeCoなどがありますね。
会社員の方はこちらの記事も参考にしてみてください。

この章では自分の家をもとうということで住宅を取得を推奨していますが米国での内容が含まれていて日本では住宅購入は損をしやすい傾向にあります。
シンプルな投資法

インデックスファンド
投資の手段としては手数料の安いインデックスファンドを使う方法が推奨されています。
インデックスファンドは市場全体に構成する銘柄を買って持つ単純な投資方法です。
他の多くの本では何度もその優位性を書かれていました。
インデックスファンドのメリットは次の通りです。
- 銘柄の分析をしなくて済む
- 時間がかからない
- コストが安い
一本で複数の銘柄に分散投資ができるということと、コストが安いため直接のリターンに良い影響を与えるからです。

市場平均に勝てない
インデックスファンドをおすすめする理由の一つに
プロのファンドマネージャーのほとんどは市場平均に勝てないという事実があります。
市場の株価は業績のニュースなどの情報はすぐに株価に織り込まれてしまい買おうとした時には適正な価格になってしまいます。
情報をいち早く手に入れることが出来れば他の誰よりも良い成績を上げることが可能です。
ただすべての情報を早く手に入れることはできないので上、売買を繰り返すことでコストがかかってしまうので市場平均に投資した方が良いと理屈です。
市場予測をしなければ時間の節約になり、無用な心配をしないですみ、お金もかからない。
人は景気が良いと楽観的になりリスクを取り過ぎてしまうものです。
頭では分かっていても感情と向き合うのは非常に難しいと思います。
バブル相場についてまとめていますのでこちらの記事もどうぞ。

一に分散、二に分散、三に分散

本書では全資産を自社株に投資していた結果、職を失っただけでなく全財産を失った例が書かれています。
会社の持ち株会をされている方もいると思いますが、今の時代は何があるか分かりません。
働いている会社の株式を所有するということは職と資産の両方を一度に失ってしまう可能性があります。
自分を守るためにもリスク分散は必須です。
インデックスファンドでは何百の銘柄へ分散することができます。
さらにはドルコスト平均法で時間の分散もでき購入価格の分散をすることができます。
推奨ETF
『全市場型アメリカ株式ファンド』
- IWV
- VTI

『全市場型海外株式ファンド』
- VEU
- CWI
『全世界株式市場ファンド』
- VT
- ACWI

『総合型アメリカ債券ファンド』
- BND
- SGG
バンガードのVTやVTI、BNDは定番のETFですね。
資産配分を維持するために年1回見直す。

リバランスでリスク分散
リバランスとは資産が分散されているか確認する作業です。
【目標の投資比率】 株式 60% 債券 40% だとして
株式が値上がりして株式 70% 債券 30%になったとします。
この場合株式を売却して債券を購入することで値上がりした銘柄の利益確定と割安な銘柄を購入するすることができます。
本書ではリバランスは年に1度か半年に1度することが推奨されています。
資産配分比率
| 年齢層 | 株式比率 | 債券比率 |
| 20-30代 | 75-90% | 25-10% |
| 40-50代 | 65-75 | 35-25 |
| 60代 | 45-65 | 35-25 |
| 70代 | 35-50 | 65-50 |
| 80歳以上 | 20-40 | 80-60 |
| 年齢層 | 株式比率 | 債券比率 |
| 20-30代 | 100% | 0% |
| 40代 | 85-100 | 10-0 |
| 50代 | 75-85 | 25-15 |
| 60代 | 70-80 | 30-20 |
| 70代 | 40-60 | 60-40 |
| 80歳以上 | 30-50 | 70-50 |
また上の表は2人の著者が推奨する資産運用計画です。
年齢・家族構成などのリスク許容度によって適切な資産配分は変わります。
若干数値は違いますが、共通していえることは
20-30代の若いうちは株式中心での運用し年齢が上がるにつれて債券への比率を高めるように資産配分をしていくことが良いと書かれています。
これは株式の方が長期的なリターンが高まるため期間が長くとれるうちは株式での運用。
年を取ってくると変動幅の少ない債券を混ぜながらリスクを下げるという投資方法です。
株式(値動き大きい)債券(値動き小さい)といった特徴があるため
長期投資を成功させるルール

投資において長期投資をする上で以下の9つが基本のルールとなります。
- お金は若いうちから定期的に貯めよう
- 会社と国に資産形成を手伝ってもらおう
- 不時の出費に備えて現金は用意しておこう
- 保険をかけているか確認する
- 分散投資をする
- クレジットカードのローンは使わない
- 短期運用への衝動を無視しよう
- 低コストのインデックスファンドを使う
- オーソドックスな分野に注目
投資を始める時には自分自身のルールを決めること
またそのルールを必ず遂行することということが重要ですが中々難しい部分です。
読んでから5年、実際にどう実践したか【ネス・実践レポート】
ここからは「本の内容をどう実践に落とし込んだか」という私自身の話です。
実践①「若いうちから始める」→ コロナショックが転機になった
この本を読んだのは2020年末。ちょうどコロナショック後の相場が回復してきた時期でした。
読んで一番刺さったのが「早く始めることの重要性」でした。
当時30代前半だった私は「もっと早く知りたかった」と悔やみましたが、「今が一番早い」という気持ちで積立を本格化させました。
実際に変えたこととしては、毎月の積立額を増やし、ボーナスのたびにスポット買いをするルールを決めました。
実践②「税制優遇を使い倒す」→ 新NISA・iDeCoをフル活用
本書の教えを忠実に実践しています。
2024年から新NISAが始まり、積立投資枠(年120万円)をeMAXIS Slim 全世界株式とS&P500で埋めています。
2025年からはiDeCo(月1万円・eMAXIS Slim 米国株式)も追加しました。
税制優遇の外で投資するのは「お金を捨てているのと同じ」という言葉が、今でも行動の指針になっています。
iDeCoとNISAの使い分けはこちら

実践③「インデックスで分散」→ ハイブリッド戦略に発展させた
本書の教えはインデックス投資が中心ですが、私はFIREを目指す観点から高配当株投資との組み合わせに発展させています。
| 用途 | 投資手法 | 比率(目安) |
|---|---|---|
| 資産の成長(コア) | インデックスファンド(オルカン・S&P500) | 約60% |
| 配当収入(サテライト) | 高配当株・米国ETF(VYMなど) | 約40% |
本書は純粋なインデックス投資を推奨していますが、FIREを目指すなら「FIRE後の生活費をどう確保するか」という出口戦略も必要です。インデックスで資産を増やしながら、高配当株で配当収入の柱も立てるという考え方が私には合っていました。
現在の年間配当金は約33万円です。本書の教えを5年間実践した結果の一部です。
実践④「リバランスする」→ 年末に1回だけ確認
複雑なリバランスは続きません。
私は年末に1回だけポートフォリオを確認し、米国ETFに偏りすぎていれば日本株の積立比率を一時的に上げる程度の調整をしています。
「年1回だけ見直す」というシンプルさが、5年間続けられた理由のひとつです。
実践⑤「変動に惑わされない」→ 2025年の暴落で本領発揮
2025年4月のトランプ関税ショックは、本書の教えが一番試された局面でした。
一時はSNSで「全部売った」「もう投資はやめた」という声もあふれましたが、私は保有を続けてスポット買いを追加しました。
その後数ヶ月で相場は回復し、年間では総資産が560万円増加しました。
暴落のときに本書を思い出す。それだけで売らずにいられました。
年後の今、この本をどう評価するか
読んでから5年経った2026年時点での評価を正直に書きます。
結論:今も「最初の1冊」として最強の本です。
本書が推奨する「コストの低いインデックスファンドに長期・積立・分散投資する」という大原則は、2026年現在も変わっていません。
新NISAという世界でも有数の非課税制度が日本に誕生したことで、むしろ本書の教えが実践しやすい環境になったとさえ言えます。
| 評価項目 | 点数(5点満点) | コメント |
|---|---|---|
| 内容の正確性 | ★★★★★ | 投資の大原則は時代を超えて正しい |
| 読みやすさ | ★★★★☆ | 200ページで読みやすい。初心者向け |
| 日本への適用 | ★★★★☆ | 制度名は違うが本質は同じ |
| FIRE視点での有用性 | ★★★★☆ | 資産形成の土台として最適。配当戦略は別途必要 |
| 総合評価 | ★★★★★ | 投資を始める前に読むべき1冊 |
「難しい投資情報に疲れたとき、この本に戻ると心が落ち着きます。原則はシンプルでいい、と気づかせてくれる本です。」
こんな人におすすめ・おすすめしない人
おすすめの人
投資を始めたいが何から始めればいいか迷っている方、インデックス投資はいいと聞くがなぜ良いのか理由を知りたい方、暴落のたびに不安になって売ってしまう方に特におすすめです。200ページ程度でサクッと読めるので、投資本を初めて読む方にも最適です。
こういう人には物足りないかも
すでにインデックス投資を実践していて次のステップを探している方、高配当株・ETF投資の具体的な銘柄選定方法を知りたい方、FIREに向けた出口戦略を詳しく知りたい方には、本書だけでは情報が足りないかもしれません。
まとめ
以上ご紹介しました通り、9割の方に最適な投資手法は
一言でまとめると「インデックス・ファンドに長期分散投資せよ」
ということでした。
もはや定番の結論ですね。
5つのポイントは
- 若いうち貯蓄を始めて、定期的に続けること
- 会社の福利厚生や国の退職に向けての制度を活用すること
- 市場全体に投資するコストの低い「インデックスファンド」で資産分散を図ること
- 自分に合った資産配分を維持するために年1回見直す
- 自分に決めた投資方法を守り、長期投資を心がける
ということでした。
私自身もその長期投資を続けるということが難しいと感じております。
著者の2人も老後資金はインデックス投資、好みで個別株への投資をしているとのことでした。
内容的にも非常に読みやすい内容となっており、投資で不安になっている方にはおすすめできる内容です。
ぜひご自身の投資の参考にしてみて下さい。
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