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【米国高配当ETF】 VYMとは?特徴を解説

ネス

前回ブラックロックの高配当ETFの【HDV】をご紹介しました。

https://fire-in.com/2020/07/24/high-dividend-etf-hdv/

低コストで高配当銘柄のみに投資ができるETFが他にもあります。

今回はバンガードの高配当ETF 【VYM】についてご紹介します。

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VYM概要 (2022年8月時点)

VYMはFTSE ハイディビデンド・イールド・インデックスのパフォーマンスとの連動を目指しています。

ハイディビデンド・イールド・インデックスとは

FTSE Russellが公表する指数です。

米国株式市場における配当利回りが上位の銘柄で構成されています。(REITは除外されています。)

つまりは一定以上の高配当の企業を集めて、配当利回りが高い企業順に投資しています。

年1回リバランスが行われます。

  • 運用会社  バンガード
  • 名称    バンガード 米国高配当株式 ETF
  • 構成銘柄数 428銘柄
  • 配当月 3月、6月、9月、12月(年4回)
  • 配当利回り 3.1%
  • 経費率   0.06%
  • 基準株価  $109.45 (2022/8/13)
  • 設定日   2006年11月10日

VYMは世界2位の投資会社バンガードが運用しています。

前回のHDVと違うところは

  • 構成銘柄数がかなり多い点
  • 設定日が2006年とHDVより早い点 になります。

高配当系のETFでは一番古いためリーマンショックも経験しています。

その際、当然株価は市場同様に大幅に下落しています。

VYMパフォーマンス 推移

2008年に大幅に下落していますがその後は右肩上がりの推移となっています。

構成銘柄は米国株式なのでリーマンショック級の暴落ではいくら分散しているといえどどうしても市場の影響を受けてしまいます。

結局のところ長期では上がっているため、いかに売らずに乗り切れるかがリターンを得る鍵になります。

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上位10位保有銘柄 2022年8月12日時点

名称数量ファンドの割合
JNJ:USジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)8.66 百万1.54 十億3.49
XOM:USエクソンモービル13.87 百万1.19 十億2.69
PG:USプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)7.86 百万1.13 十億2.56
JPM:USJPモルガン・チェース・アンド・カンパニー9.60 百万1.08 十億2.45
PFE:USファイザー18.59 百万974.86 百万2.21
CVX:USシェブロン6.47 百万936.31 百万2.12
HD:USホーム・デポ3.40 百万932.43 百万2.11
LLY:USイーライリリー2.77 百万898.76 百万2.04
ABBV:USアッヴィ5.81 百万890.52 百万2.02
KO:USコカ・コーラ12.85 百万808.40 百万1.83

上位はジョンソンエンドジョンソン、P&G、ホームデポ等日本でも聞いたことがある銘柄が多く構成されています。

上位10社で25%前後となっており、構成銘柄の比率は時価総額加重配分です。

結果的に時価総額が上位の大型銘柄に集中する傾向が強くなります。

セクター別の割合についても金融・ヘルスケア・消費財と広く分散して投資されているのが特徴ですね。

まとめ

VYMの特徴をまとめると次のとおりです。

VYM特徴

  • 幅広いセクターで構成
  • 他高配当ETFより銘柄数が多い
  • 配当利回りはHDVより低い

3%前後の高配当でありながらS&P500と近いリターンを出している【VYM】は長期投資にも向いている商品であると思います。

高配当ETFの中では一番バランスのとれたものではないかなと思います。

ETFの特徴は低コストで分散投資できる点にあります。

米国株投資は優良な商品が多くありますのでETFからはじめるのがおすすめです。

ネット証券で購入手数料無料の銘柄も増えていて購入しやすい時代となりました。

ぜひ参考にしてみて下さい。

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