1本で全世界の株式へ投資!VTとは?
よく全世界への株式への投資がインデックス投資での最適解ということを聞きますが具体的にどんな銘柄へ投資すれば分からないことってあるかと思います。
投資信託でいえばeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が有名ですが
米国ETFでも投資が可能でVTが上げられます。
VTIは前回の記事でご紹介しています。
日本の投資家には米国集中のVTIよりVTの方が人気みたいですね。
私も実際VTに投資をしています。
今回の記事では
- VTとはがどんな銘柄なのか?
- どういった国と地域に投資するものなのか?
ということについてまとめていきます。
銘柄情報 2022年10月時点
まずはVTの基本的な情報です。
- 名称 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF
- ティッカー VT
- 投資対象 全世界株式
- 経費率 0.08%
- 分配金利回り 2.54%
- 決算日 3,6,9,12月
- 総資産額 3.3兆円
VTは先進国・新興国を対象に大型・中型・小型を網羅し、1本で全世界の株式に分散投資できる点が人気のETFです。
バンガードについて
知らない方も多いと思いますがバンガードとは世界最大級の資産運用会社です。
2019年5月末時点の運用総資産額は5.4兆米ドル(約600兆円)だった。ブラックロックに次ぐ、世界2位の投資信託および上場投資信託(ETF)の提供者である。投資信託とETF以外にも証券サービス、ファイナンシャル・アドバイス・サービス、教育資金サービス、など数々のサービスを提供している。
引用 ウィキペディアより
世界で初めてインデックスファンドを個人に設定したジャック・ボーグル氏によって設立されました。
会社概要
設立 | 1975年 |
運用総資産 | 5.3兆米ドル(約572兆円) |
運用ファンド数 | 425本(グローバル) |
本社 | 米国ペンシルべニア州バレーフォージ |
会長兼最高経営責任者(CEO) | ティム・バックリー |
従業員(クルー)数 | 17,600人以上(グローバル) |
運用総資産は572兆円と考えられない程の金額となっています。
VTはバンガードが提供しているETFということでコストが安く運用資金が多いため長期的なリターンが期待できます。
組み入れ上位銘柄 2022年10月時点
上記10位までの組み入れ銘柄の一覧になります。
アップル、マイクロソフト等の日本でも聞き覚えがある銘柄が並んでいます。
VTIと上位の銘柄はほぼ同じ内容となっています。
保有銘柄 | シンボル |
1 | Apple Inc. |
2 | Microsoft Corp. |
3 | Amazon.com Inc. |
4 | ALPHABET INC CLASS A ORD |
5 | ALPHABET INC CLASS C ORD |
6 | Tesla Inc. |
7 | UnitedHealth Group Inc. |
8 | Johnson & Johnson |
9 | Berkshire Hathaway Inc. |
10 | Facebook Inc. Class A |
組入上位の市場構成比率(株式の場合)
2022/08/08 現在
市場 | VT | ベンチマーク |
---|---|---|
米国 | 59.1 % | 57.60 % |
日本 | 6.1 % | 7.10 % |
中国 | 4.0 % | 4.80 % |
英国 | 4.1 % | 3.90 % |
スイス | 2.4 % | 2.60 % |
構成比率は米国が約6割と圧倒的で続いて日本、中国市場と続きます。
VTIに投資をされている方は半数がほぼ同じ銘柄が投資対象となってしまうためVTではなく他の銘柄が良いでしょう。
セクター別構成比率
VTのセクター別の構成比率は次の通りです。
- 景気回復(テクノロジー、金融、不動産)
- 好景気(消費財、資本財、素材)
- 景気後退(エネルギー)
- 不景気(生活必需品、ヘルスケア、公共事業、情報通信)
一般的には次の時期に次のセクターが業績が良くなるという傾向があります。
VTは景気回復セクターの配分が多い印象です。
10年来リターンの推移
直近10年間でのリターンはというと右肩上がりのチャートとなっており
株価は10年前の2.5倍となっています。
これはここ10年の米国経済が好調だったこともあり、年率10%とかなりの高水準で成長を続けています。
組み入れ銘柄でもあった通り分散している分、VTIよりもリターンが低くなっています。
まとめ
VTは全世界の株式へ丸ごと投資ができる商品となっています。
投資先は違うものの、VTもVTIもどちらもおすすめなETFです。
私は子供のジュニアNISAでJTへの投資をしようと考えています。
皆さんの資産状況を踏まえてご自身で投資判断されてください。
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