株主優待を目的とした投資について
株主優待をもらってみたいと思う方もいらっしゃると思います。
クオカードや優待券、自社の商品をタダでもらえるのは嬉しいものです。
私もイオンの株主で現金還元の株主サービスを受けています。
今回は株式優待の内容をご紹介します。
株主優待とはどんなもの?
株主優待とは
株主優待とは、上場企業が自社株式を保有している株主に対して、サービスや物品などを提供する制度です。
優待名人として月曜から夜更かしの桐谷さんが有名ですね。
株主優待で生計を立てている方でテレビで知った方も多いと思います。
株式投資のメリット
株式は伝統的な資産として知られており、株式投資のメリットは以下の3点です。
- 値上がり益(キャピタルインカムゲイン)
- 配当金(インカムゲイン)
- 株主優待
まだ株式投資って怖いと感じられる方はこちらの記事もどうぞ。
どうやったらもらえるの?
株主優待を受けるためには優待実施企業の株式を購入する必要があります。
具体的なステップは
- 証券会社で口座を開設する
- 企業の株式を買付注文する
- 権利確定日までに株主になる
- 株主優待品が手元に届く
といった内容となります。
証券会社で口座を開設する
まずは証券口座の開設をしましょう。
手数料が安く開設の早いネット証券がおすすめです。
楽天証券の口座開設方法についてはこちらを参考にしてみて下さい。
企業の株式を買付注文する
証券口座が開けたら実際に買付注文をします。
2種類の注文方法があります。
- 成行 価格指定しないで注文
- 指値 価格指定をして注文
権利確定日までに株主になる
株主優待を受けるには権利確定日に株主であることが必要です。
受渡しの期間を考慮して、約定日から起算して4営業日後の権利確定日に株を保有していることになります。
権利確定日に保有していれば株主優待や配当を取得できます。
株主優待品はいつ届く?
割当基準日の2、3カ月後に送付する企業が多い傾向にあります。
割当基準日を3月末日に設定している企業が多いため6月以降に送られてくる企業が多いようです。
優待銘柄購入での注意点
- 何がもらえるか確認
- 単元毎の優待品が受け取れるか確認
- 単元未満株ではもらえない
何がもらえるか確認
優待内容が何なのかはきちんと確認をしておきましょう。
また優待券や割引券の場合、店舗が近くにあるか確認しておくと便利です。
単元毎の優待品が受け取れるか確認
2810 ハウス食品グループ
自社グループ製品詰め合わせ
1,000円相当----------(100株以上)
2,000円相当----------(200株以上)
3,000円相当----------(1,000株以上)
何単元でどんな優待がもらえるのかも重要です。
上記ハウス食品のように株数によってうけられる優待も変わってきます。
単元未満株ではもらえない
単元未満株とは単元の10分の1や1株などもっと細かい単位で買い付ける制度です。
その場合原則、株主優待を受けることができません。
優待内容の変更や廃止がある
株主優待は業績によって廃止になったり変更があります。
内容をよく確認してから購入しましょう。
おすすめ銘柄
個人投資家に人気のある銘柄です。
- オリックス
- すかいらーく
- イオン
- 日本たばこ産業
- 日本マクドナルド
- 吉野家ホールディングス
実際にどんな優待があるのかをご紹介します。
オリックス
(1)ふるさと優待(3月のみ)
(2)株主カード
(100株以上)
※(1)全国各地の取引先企業が製造・販売する特製の食品・飲料などが掲載されたカタログから1品を選択
※(2)オリックスグループが展開する各種サービスを割引価格で提供
※(1)3年以上継続保有の100株以上保有の株主には、さらに充実した内容のカタログギフト
- 売買単位 100
- 割当基準日 3月末日/9月末日
すかいらーく
自社グループレストラン株主優待カード
2,000円分----------(100株以上)
5,000円分----------(300株以上)
8,000円分----------(500株以上)
17,000円分----------(1,000株以上)
- 売買単位 100
- 割当基準日 12月末日/6月末日
イオン
株主優待カード(オーナーズカード)
半期100万円までの買上金額に対し、保有株に応じた返金率でキャッシュバック
3%返金----------(100株以上)
4%返金----------(500株以上)
5%返金----------(1,000株以上)
7%返金----------(3,000株以上)
- 売買単位 100
- 割当基準日 2月末日/8月末日
日本たばこ産業
(1)自社グループ商品など
(2)災害復興支援に対する寄付
(1)または(2)のいずれかを選択
2,500円相当----------(100株以上)
4,500円相当----------(200株以上)
7,000円相当----------(1,000株以上)
13,500円相当----------(2,000株以上)
- 売買単位 100
- 割当基準日 12月末日
日本マクドナルド
食事優待券
1冊----------(100株以上)
3冊----------(300株以上)
5冊----------(500株以上)
- 売買単位 100
- 割当基準日 12月末日/6月末日
吉野家ホールディングス
株主優待券(300円サービス券)
10枚 (3,000円分)----------(100株以上)
20枚 (6,000円分)----------(1,000株以上)
40枚(12,000円分)----------(2,000株以上)
- 売買単位 100
- 割当基準日 2月末日/8月末日
まとめ
株主優待は日本ならではの株主還元サービスの1つです。
実際の商品や割引券をもらえてお得に感じられますが変更や廃止が多くあったりします。
また優待が廃止されると株価が暴落してしまうデメリットもあります。
優待を受けるのは嬉しく感じますが優待目的の投資は危険もあります。
その理由としては長期的にリターンを得られるとは限らないからです。
個別株へ投資する場合は企業の業績をよく調べてからの投資をおすすめします。
分析が難しい方には指数へ投資するインデックス投資がおすすめです。