【不労所得への道】高配当株投資はじめ方

配当金で生活って憧れますよね。
働かないでもお金を運んでくれれば生活ができるのでは?
と誰もが一度は考えたことがあると思います。
配当金は完全なる不労所得です!
今回は高配当株投資についての具体的な投資手法についてご紹介します。
高配当株投資とは

高配当投資とは配当金を狙って株を買う投資方法です。
高配当の株や配当が連続して増えていく株に投資する方法になります。
配当金とは事業で儲かった利益を株主へ還元する方法です。
企業が成長し売上や利益が伸びていけばそれにつれて配当が増え、株価も上昇していきます。
そのような銘柄へ投資して長期的に保有し配当金を得ながら株価上昇にも期待しながら待つのが高配当投資の基本の考え方となります。
ちなみにKDDIの配当金の推移は次の通りです。

毎年のように配当金が右肩上がりで増えていっている連続増配銘柄ですね。
こういった優良な銘柄に投資していけば将来的に株価を維持しつつ配当金も増やしていけます。
配当金のもらい方

権利付き最終日までに株主になる
実際に配当金をもらう為にはどうすれば良いかというと
権利付き最終日までに株主になることです。
配当金をもらうには権利付き最終日に株式を所有しているかのみで決まります。

権利付最終売買日
引用 SBI証券
株主がその銘柄を保有することで株主権利(配当金・株主優待など)を得ることができる最終取引日を指します。
株主権利を取得するためには、各企業が定めている権利確定日に株主として株主名簿に掲載されている必要があります。
そのためには、権利確定日から2営業日前(権利付最終売買日)までに株式を購入しなければなりません。
なお、株主権利を得るには、権利付最終売買日の大引けまで買付が必要です。
・権利落ち日
株主がその銘柄を保有することで株主権利(配当金・株主優待など)を得ることができる最終売買日の翌営業日を指します。
権利落ち日以降に買付をしても、株主権利を得ることはできない為、次回以降の権利確定日まで保有する必要があります。
具体的に権利付き最終日っていつかというと
直近での権利確定日の一覧はこちらです。
権利確定日 | 権利付最終売買日 |
---|---|
6月末日 | 2020年6月26日(金) |
7月20日 | 2020年7月16日(木) |
7月末日 | 2020年7月29日(水) |
8月20日 | 2020年8月18日(火) |
8月末日 | 2020年8月27日(木) |
9月20日 | 2020年9月16日(水) |
9月末日 | 2020年9月28日(月) |
10月20日 | 2020年10月16日(金) |
10月末日 | 2020年10月28日(水) |
11月15日 | 2020年11月11日(水) |
11月20日 | 2020年11月18日(水) |
11月末日 | 2020年11月26日(木) |
12月20日 | 2020年12月16日(水) |
12月末日 | 2020年12月28日(月) |
個別銘柄によって
SBI証券での確認画面
パソコンサイトで確認が可能です。
- ログイン後、「国内株式」を押下
- 銘柄コードまたは銘柄名を入力し検索
- 株価照会画面の「情報表示」欄の「詳細」を押下
- 画面下部、「直近予想配当」欄の「権利付最終売買日」に当該銘柄の直近の権利付最終売買日を掲載
楽天証券での確認画面
- ウェブ
個別銘柄ページの「株主優待」タブからご確認ください。 - マーケットスピード(ログイン後)
「現物取引買い(売り)注文」、「信用取引新規(返済)注文」
証券口座開設しよう
株式の購入には口座開設が必要です。
いつからでも始められるよう準備しておきましょう。
口座開設については以下の記事を参考にしてみて下さい。

配当金投資の注意点

毎年配当金が入ってくる高配当株投資ですが、注意する点もあります。
高配当投資の注意点
- 株式のリスクを把握する
- 投資効率が悪い
- 見かけだけの高配当銘柄を避ける
- 銘柄を分散させる
- お金持ちになれる投資法ではない
株式のリスクを把握する
株式は非常にリスクの高い商品です。株価は企業の業績によって大きく
変動します。含み益を抱えてしまう可能性もあります。
投資効率が悪い
高配当投資は配当金を受け取り時には約20%の税金がかかります。
そのため無配に銘柄と比較すると配当金を再投資する場合には福利の力が弱まり、資産形成が非効率になりがちです。
見かけだけの高配当銘柄を避ける
配当利回りランキングには配当をもらっても株価が大きく下げるような銘柄が数多くあります。
配当利回りにつられて購入しないよう注意が必要です。
銘柄を分散させる
どんなに優良な銘柄でも今後のことは予想できません。
業績の悪化で無配転落や株価が暴落してしまう可能性もあります。
必ず複数の銘柄へ投資しリスクを分散させましょう。
一気にお金持ちになれる投資法ではない
高配当株投資は成熟企業が多いため一気に業績が拡大することは稀です。
株価上昇での売却益狙いの投資方法ではありません。
一度に一つの銘柄に資金を投入せず複数の銘柄へ
投資することがポイント!
日本株の分散投資にはSBIネオモバイル証券がオススメです!

高配当株の購入時期

高配当株を仕込みたい時期は暴落している時です。
- 市場低迷時
- 短期的に売り込まれている時
業績が悪化していない企業で必要以上に売り込まれているまたは市場に不安感が漂っている時はチャンスとなります。
市場が暴落した時に買う逆張りの投資方法が基本になります。
暴落している時というのは心情的には非常に買いにくいです。
かつ株価はすぐに戻ってしまうため感情とは分けて
ルールを徹底できるかということも重要になってきます。
銘柄の選び方

高配当銘柄とは
高配当銘柄とは以下の条件を満たす銘柄を投資対象としています。
- 長期的に増配傾向か
- 配当性向が高すぎないか(市場平均は30%程)
- 売上が伸びているか
- 利回りが高い(配当利回り3%以上)
- 業績財務が健全であるか
- 利益還元に積極的であるか
高配当株投資は長期での保有を前提としています。
長期的に安定して売上が伸び、利益が出て配当金を分配してくれる企業への
投資が基本となります。
スクリーニングのやり方
日本株の上場企業は3,750以上あります。
それらの企業を一つずつみていくことは時間的にも無理です。
ある程度条件を決めて絞り込みをする必要があります。
スクリーニングにはマネックス証券の銘柄スカウターが便利です。
銘柄スカウターはさまざまな条件を設定してスクリーニングをできるツールですがマネックス証券の口座を持っていれば無料で使用可能です。
使い方
●マネックス証券TOPページより 投資情報をクリック

●右側のマネックス銘柄スカウターをクリック

●ページに移動すると銘柄のスクリーニングが可能です。


利回りや配当金の状況等、個別の銘柄情報の収集も簡単に可能です。

必要便利な機能なので一度試してみて下さい。
まとめ

ご紹介したように高配当株投資は非常に地味で手間のかかる投資方法です。
キャッシュフローが読みやすいというメリットがありますが
トータルリターンが市場平均に負けてしまうというデメリットもあります。
また投資金額を2倍、3倍にする投資方法ではありませんので注意して下さい。
定期的なメンテナンスは必要ですが、配当金は完全なる不良所得です。
多少の減益となっても配当金を減らさない企業が多くなっています。
私は良い銘柄を選んで配当金をもらいながら長期的に値上がり益を狙う投資法を実践していきたいと思います。

投資の情報に参考になる書籍をまとめた記事になりますのでこちらも読んでみて下さい。
