投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー2020 結果発表
投資を始めるにあたってどういった銘柄へ投資したら良いの?と思う方も多いと思います。
そんな方に向けて『投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー2020』の結果についてご紹介します。
実際私も12月にファンドオブザイヤーに投票しました。
投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2020に投票しました。
どのようなファンドがランクインしたのでしょうか?
投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤーとは
証券会社の宣伝やうたい文句にまどわされず、自分たちにとって本当によいと思える投資信託を投信ブロガーたちが投票で選び、それを広めることで「自分たちの手でよりよい投資環境を作っていこう!」というイベントです。
初心者の方だけでなく個人投資家にはどの商品が本当に良いのかを図る指標にもなるありがたいイベントですね。
投票方法
投票方法は投票者一人について5ポイントを持ち点として
5ポイントを1つから5つまでのファンドに振り分けて投票するしくみです。
対象となる投資信託
2020年10月31日までに設定された投資信託(ETF含む)。
海外籍ETFについては、日本の証券会社を通じて買付可能なものを対象とします。
実際どのようなファンドがランクインしたのでしょうか?
投信ブロガーが選ぶファンドオブザイヤー2020 結果
2021年1月16日、オンラインイベントにおいて以下の結果を発表されました。総投票数190、有効投票数185となりました。
1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 信託報酬 年率0.1144%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 全世界株 インデックス
1位は昨年に続きeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)です。
日本を含む先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCI オール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います。
経費率の安さと全世界の株式に投資できることがポイント。
今後世界の経済成長を信じられるのであれば全世界株への投資がオススメです。
チャートはこのようになっています。
2位 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 信託報酬 年率0.%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 先進国株 インデックス
2位はニッセイ外国株式インデックスファンド
日本を除く主要先進国の株式に投資することにより、MSCI コクサイ インデックスに連動する投資成果をめざします。
投資対象は日本を除いた主要先進国株式です。
このファンド1本で、20か国を超える先進国の株式に分散投資ができます。
チャートは次のとおりです。
3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
3位はバンガード・トータル・ワールド・ストックETF 通称VTです。
バンガード・トータル・ワールドストックETF【VT】は1本で新興国を含む世界47カ国の株式に投資ができるETFです。
私はVTに投票しました。(SBI証券を通して積み立て投資をしています。)
【SBI証券】米国ETFの定期積み立て方法
VTを所有すれば全世界株式を所有するというものです。
1位のeMAXIS Slim 全世界株式とは投資信託かETFかの違いですがリターンはほぼ同じとなっています。
リターンについては次のとおりです。
こちらの記事でも詳しく紹介しています。
1本で全世界の株式へ投資!VTとは?
4位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 信託報酬 年率0.59%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- バランス型 インデックス
4位はセゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
このファンド1本で世界中にの株式と債券に分散投資することができます。
株式と債券へ半分ずつ投資することバランス型となっており、リスクを抑えながら安定したリターンの獲得を目指します。
株式と債券の投資比率は原則として50:50となっています。
チャートは次のとおりです。
5位 ひふみ投信
- 信託報酬 年率0.1144%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 株式 アクティブ
5位はひふみ投信です。
ひふみ投信を通じて、国内外の上場株式を主要な投資対象とし、市場価値が割安と考えられる銘柄を選別して投資するアクティブファンドです。
主な投資方針として
- 主に日本の成長企業に投資します
- 守りながらふやす運用に挑戦します
- 顔が見える運用
実質的に信託財産の総額の50%までを株式以外への資産で保有できる仕組みにすることで、株式の上昇が予測される局面では株式の組入比率を高め、一方で下落が予想される局面では株式を売却、組入比率を低めることにより、資産を守りながらふやす運用を行います。
チャートは次のとおりです。
6位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
- 信託報酬 年率0.154%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- バランス型 インデックス
6位はeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
日本を含む世界各国の株式、公社債および不動産投資信託証券(リート)に実質的な投資を行います。
国内、海外の株式、債券リートに12.5%ずつ均等に投資するファンドです。
具体的な投資割安は下記のとおりです。
チャートはこのようになっています。
バランス型の投資信託についてはこちらで紹介しています。
良くも悪くも分散投資をしているのであまりリターンは高くなりにくい傾向にあります。
確実に資産形成をしていきたい方にはオススメです。
【初心者向け】バランス型の投資信託とは?
7位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
- 信託報酬 年率0.1023%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 先進国株 インデックス
7位はeMAXIS Slim 先進国株式インデックスです。
eMAXIS Slim 先進国株式はMSCIコクサイ・インデックスと連動する投資成果をめざして運用を行います。
日本を除く22カ国の先進国の株式が投資対象です。
今後の経済成長はやっぱり先進国が中心だと考えられる方にはこちらのファンドがオススメです。
チャートは次のとおりです。
8位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
- 信託報酬 年率0.1144%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 全世界 インデックス
8位はeMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)です
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)はその名の通り、日本を除く先進国ならびに新興国の株式に投資し、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動する投資成果をめざして運用を行います
1位のeMAXIS Slim 全世界株式から日本を除いたものになります。
そのため日本株や日本円で投資をしているので日本を除いて投資をしたい場合はこちらを利用すると便利です。
チャートはこのようになっています。
9位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
9位はeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)です。
- 信託報酬 年率0.0968%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 米国株 インデックス
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)は米国の株式に投資し、S&P500指数に連動する投資成果をめざして運用を行います。
対象が米国のみとなっていますので米国が今後も伸び続けると予想する方にはこちらのファンドがオススメです。
チャートはこのようになっています。
10位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
10位は農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
- 信託報酬 年率0.99%
- 買付手数料 なし
- 解約手数料 なし
- 米国株 アクティブ
農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶねは米国の上場株式を主要投資対象とします。
米国に上場している企業への長期厳選投資により投資信託財産の中長期的成長を目指すアクティブファンドです。
アクティブファンドですが順調にリターンを伸ばしています。
チャートはこのようになっています。
まとめ
まとめるとこのようになっています。
全世界株
- 1位 eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 3位 バンガード・トータル・ワールド・ストックETF(VT)
- 8位 eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
先進国株
- 2位 ニッセイ外国株式インデックスファンド
- 7位 eMAXIS Slim 先進国株式インデックス
米国株
- 9位 eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
バランス型
- 4位 セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド
- 6位 eMAXIS Slim バランス(8資産均等型
アクティブファンド
- 5位 ひふみ投信
- 10位 農林中金<パートナーズ>長期厳選投資 おおぶね
どれも手数料が安く長期投資に向くファンドばかりです。
これから投資を始めてみようと思っている方はぜひ参考にしてみてください。