連続増配株ETF VIGとは?
米国株のETFって馴染みがないのでよく分かりませんよね?
日本のETFより種類が多く、資金量も圧倒的に大きいです。
投資は規模の世界。資金が多くあるまればより多くの利益を上げることができます。
今回の記事では米国ETF【VIG】の魅力と特徴についてご紹介します。
ETFとは(Exchange Traded Fund)の略で上場投資信託のことです。
市場で株のように取引ができる商品です。銘柄の入れ替えも自動でしてくれて楽ちんです。
銘柄が幅広く分散されているため、銘柄の分析が難しいよって方にはおすすめできます。
こちらの記事で長期投資でのおすすめ銘柄を紹介しています。
今回は米国ETFの中でも連続増配企業へ特化したETF VIGについて
- どういった商品なのか?
- 連続増配企業の魅力
- S&P500との比較
などについてまとめていきます。
VIG概要 (2022年8月時点)
まずはVIGの銘柄概要です。
ティッカー | VIG |
名称 | バンガード 米国増配株式 ETF |
主な投資対象 | 米国連続増配株 |
運用会社 | バンガード |
経費率 | 0.06% |
市場価格 | 155.67$ |
決済日 | 3,6,9,12月 |
分配金利回り | 1.84% |
運用総額 | 63.8億ドル |
日本では花王が増配年数30年とトップですが米国には30年を超える連続増配企業が多数あります。
VIGの投資対象は10年以上の連続増配企業へ投資されるのが大きな特徴です。
その中でも増配の可能性が少ない銘柄は除外され銘柄の入れ替えがされます。
経費率が0.06%とかなり低く抑えられているのも特徴です。
バンガードとは
VIGはバンガードという会社が運用しています。
バンガードは世界有数の資産運用会社です。
ザ・バンガード・グループ・インク(以下:バンガード)とは、アメリカ合衆国ペンシルベニア州に本社がある世界最大規模の資産運用会社であり、世界初のインデックス型投資信託(インデックスファンド)を個人投資家に提供した会社として知られている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
インデックスファンドを世界で初めて出した企業としても有名です。
世界の運用上位3社は以下の通りです。
資産運用会社TOP3
- ブラックロック
- バンガード
- ステートストリート
Rank | Fund | Market | Total Assets |
---|---|---|---|
1 | BlackRock | U.S. | $5,975,818 |
2 | Vanguard Group | U.S. | $4,866,611 |
3 | State Street Global | U.S. | $2,511,297 |
投資は資産総額が多ければ多い程リターンの大きくできるという性質があります。
そのため規模が大きな資産運用会社ということは信頼の証にもなります。
VIGパフォーマンス 推移
投資は利益を求めてするもの。
肝心のパフォーマンスはどうなのでしょうか?
5年チャート
高配当企業が中心ですが右肩上がりのパフォーマンスとなっています。
注目すべきは下落耐性です。
- 青色VIG
- オレンジ色VTI(全米株式)
上記チャートでは暴落時の下落率が若干ではありますがVIGの方が優れていることになります。
長期的には底堅い値動きをします。
S&P500とリターンとほぼ同じであれば下落耐性が強いということも長期で投資をする際の安心材料にもなります。
リターン
設定来のリターンは9.31%とかなり高い水準であることが分かります。
株式の平均リターンが7%ですから、かなりの好成績のETFといえます。
上位10位保有銘柄 2022年8月時点
2022/08/13 現在
順位 | 保有銘柄 |
1 | UnitedHealth Group Inc. |
2 | Johnson & Johnson |
3 | Microsoft Corp. |
4 | Procter & Gamble Co. |
5 | JPMorgan Chase & Co. |
6 | Visa Inc. |
7 | Home Depot Inc. |
8 | Mastercard Inc. |
9 | Coca-Cola Co. |
10 | PepsiCo Inc. |
上位10銘柄の割合は29.9%でかなり高い割合をしめています。
日本でも聞き覚えがある企業が多くありますね。
企業が利益を出し続けることができるので
その利益を分配金として還元する企業が連続増配企業です。
資本主義の原点とも言える方法ですので理にかなっている商品といえるのではないでしょうか。
まとめ
VIGのまとめは次の通りです。
VIG特徴
- 連続増配企業中心に投資
- ディフェンシブセクター中心
- 下落耐性が強い
- S&P500とほぼ同じ値上がり益
- 経費率 0.08%と最安水準
VTIやVOOとの違いは大きくはありません。
私もVIGを保有しているのですが理由としては利益を出し続けている企業に投資できる商品であることが自分にとって納得できる内容であるからです。
まずは自分自身が腹落ちできる商品へ投資をするのが良いと思います。
参考にしてみてください。
米国株の購入方法についてはこちらで紹介しています。
思っている以上に購入することは簡単です。