【新入社員の方へ】財形貯蓄をおすすめしない理由
財形貯蓄ってご存知でしょうか?
勤務先が導入していれば給与より天引き貯金できる制度です。
私が新入社員のときは
財形貯蓄は1人3万円してください
と総務部の人に言われて
はいわかりました。月々3万します!
と安易に設定してしまっていました。
今回は入社後10年以上経って財形貯蓄が必要なかったなぁ・・と思った理由についてご紹介します。
学生や20代の若い方には知っておいて欲しい内容となっています。
財形貯蓄とは
財形貯蓄とは下記の内容になっています。
財形貯蓄とは勤労者財産形成貯蓄の略称で、勤労者財産形成促進法に基づき、勤労者の貯蓄や持家取得の促進を目的として、勤労者が事業主の協力を得て賃金から天引きで行う貯蓄のことです。一般財形貯蓄、財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄の3種類があります。この貯蓄をするには、事業主が賃金から天引きを行うこと、さらに財形年金貯蓄、財形住宅貯蓄にあっては契約時に55歳未満の勤労者であることなどが必要です。
引用 金融広報中央委員会「知るぽると」
つまりは会社の給料から天引きして貯金できる制度です。
財形貯蓄には3つ種類があって
- 財形住宅貯蓄
- 財形年金貯蓄
- 一般財形貯蓄
となっています。
私の会社では一般財形貯蓄で加入をすすめれれていました。
皆さんの会社でどんなものがあるか確認してみて下さい。
特徴としましては次の通りです。
財形住宅 | 財形年金 | 一般財形 | |
加入条件 | 満55歳未満の労働者 | 満55歳未満の労働者 | 労働者 |
積立期間 | 5年以上 | 5年以上 | 3年 |
条件 | 住宅購入費として | 年金として | 自由 |
その他 | 非課税制度あり | 非課税制度あり | 優遇税制なし |
基本的にはどれもおすすめできません。
次の項目でご説明します。
貯金についておすすめの本です。
分かりやすく書かれているので読みやすいかと思います。
財形貯蓄をおすすめしない理由
デメリットは次のとおりです。
- 会社の提携する金融機関のみ
- 金利が変わらない(かなり低い)
- 資金拘束が長い
私がやっていた一般財形貯蓄は金利が同じで総務部の人に言わないと
引き出しができないという大変手間がかかることで預金したままになっていました。
また金利もかなり低く
何年積み立てをしてもほとんど利子で増えることはありません。
これが最大のデメリットです。
優遇税制も若いうちは使えないため
少額でも投資に資金を回していった方が賢明といえます。
【初心者向け】インデックス投資 始め方
財形貯蓄メリット
色々とご説明しましたがメリットとしては次の通りです。
- 一般よりも金利が高いものが中にある
- 引き出しがしにくい
- 非課税になるものもある
生活防衛資金のない新入社員でどうしても貯蓄できないよって方
のみ少しメリットがあります。
生活防衛資金いくら貯めれば良いの?
金利に関しては若干ではありますがネット銀行の方が有利です。
会社に連絡して引き出しをするという手間はありません。
好きな時に引き出し可能なので口座開設しておいて損はありません。
しっかり支出を管理して貯金できるようにしていきましょう。
まとめ
財形貯蓄は先どり貯金で勝手に貯まっていくメリットはありますが
中々引き落としがしにくく、金利が低いというデメリットがあります。
こういった理由で財形貯蓄はおすすめできません。
期間が長くとれまだまだ働けるという20代の方は思い切って投資を
はじめてみましょう!
新入社員に財形貯蓄はおすすめできない!
つみたてNISAでの資産形成がおすすめ!
つみたて投資についてはこちらの記事を参考にしてみて下さい。