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【要約】僕がウォール街で学んだ勝利の投資術 億り人への8つの法則をFIRE目線で解説

ネス

「投資はリスクが怖い」「損したくない」——そう感じて、なかなか一歩が踏み出せていませんか?

今回ご紹介するのは、高橋ダン氏の著書「僕がウォール街で学んだ勝利の投資術 億り人へのパスポート渡します」です。

著者は21歳でモルガン・スタンレーに入社し、26歳でヘッジファンドを設立。30歳でセミリタイアを達成したという、まさにFIREの体現者とも言える人物です。

本書の核心は「億り人になるための8つの法則」。

FIREを目指すうえで「投資の土台となる考え方」を整理するのに最適な一冊でした。この記事ではその8つをFIRE目線で解説していきます。

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書籍概要

書名:僕がウォール街で学んだ勝利の投資術 億り人へのパスポート渡します
著者:高橋 ダン
出版社:KADOKAWA(2020年12月)
ページ数:240ページ

字が大きく読みやすいレイアウト。投資初心者でも読み進めやすい構成になっています。

世界のETFやコモディティへの視点は日本の投資本にはあまりない内容で、考え方の幅が広がります。

高橋ダン氏とは?

高橋ダン氏は日本生まれ外国育ちという経歴の持ち主で、ウォール街で得た知識を日本の方々へ伝えたいという思いでYouTubeで日々発信されています。

  • 21歳:モルガン・スタンレーに入社
  • リーマン・ショックを機にヘッジファンドへ転職
  • 26歳:ヘッジファンドを設立
  • 30歳:持ち株を売却しシンガポールへ移住(セミリタイア達成)
  • 2019年:日本に帰国
  • 2020年:YouTubeチャンネルを開設

30歳でリタイアを実現した経験をもとに語られる言葉には、実践的な重みがあります。

現在は複数の著書も出版されています。

億り人になるための8つの法則

本書の核心となる8つの法則を順番に解説します。

  1. 投資をリスクと捉えることをやめる
  2. 茹でガエルからの脱却
  3. 戦略を分ける「長期積み立て」と「短期投資」
  4. シャープレシオを意識する
  5. 日本人の規律正しさを活かす
  6. 失敗は避けるのではなく乗り越える
  7. メンタルエネルギーの多様化。使い方をマスターする
  8. 過去の実績にとらわれない。未来を予想しない

①投資をリスクと捉えることをやめる

「投資=リスク」「投資=ギャンブル」というイメージを持っていませんか?

著者はこう言います。投資をしないこと自体がリスクだと。

日本では銀行に預けていても金利はほぼゼロ。

一方でインフレが進めば現金の価値は目減りしていきます。

「何もしない」は安全ではなく、緩やかに資産が減っていく選択でもあるのです。

お金があることで得られるもの:

  • 選択肢が増える(転職・独立・移住など)
  • 老後の不安がなくなる
  • 時間を自由に使えるようになる

【FIRE目線】FIREを目指すうえで「投資しない=安全」という思い込みを捨てることが第一歩。少額からでも始めて、お金に働いてもらう習慣を作りましょう。

②茹でガエルからの脱却

「茹でガエル」とは、熱湯に放り込まれたカエルは飛び出して逃げるが、水から徐々に温めると気づかずに茹でられてしまうという話です。

日本はこの数十年、物価がほぼ上がっていませんでした。

その結果、「給料が増えなくても当たり前」「物価が上がらないから投資しなくていい」という感覚が染みついています。

しかし今は違います。

電気代・食費・日用品すべてが値上がりし、給料が変わらなければ実質的に生活は苦しくなる一方です。

インフレ時代に現金だけ持ち続けることのリスクを、著者は「茹でガエル」に例えて警告しています。

【FIRE目線】「今の生活でなんとかなっている」は危険なサイン。気づかないうちにインフレに侵食されている状態から抜け出すために、資産運用を始めることが必要です。

③戦略を分ける「長期積み立て」と「短期投資」

著者が提唱するのが「ライオン戦略」と呼ばれる資産配分です。

  • 70〜90%:長期積み立て投資——株式・ETFなどを毎月コツコツ買い続ける(数ヶ月〜数年以上保有)
  • 10〜30%:短期投資——上昇トレンドの資産を買って数日〜数ヶ月で利益確定

まず長期積み立てで資産の土台を作り、慣れてきたら少しずつ短期投資を取り入れるという段階的なアプローチです。

【FIRE目線】FIREを目指す方には「長期積み立て90%」がおすすめ。

新NISAを使ったインデックスファンドの毎月積み立てが、まさにライオン戦略の土台に当たります。短期投資は経験を積んでからで十分です。

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④シャープレシオを意識する

シャープレシオとは、リスクあたりのリターンを示す指標です。数値が高いほど、リスクに対して効率よくリターンを得られていることを意味します。

たとえば「年利10%だが価格変動が激しいファンド」より「年利7%だが安定したファンド」の方がシャープレシオが高い場合があります。単純なリターンだけでなく、リスクとリターンのバランスで運用を評価することが重要です。

暴落時に資産が大幅に下がると、精神的にも辛くパニック売りの原因になります。長期積み立てに短期投資を組み合わせることで、シャープレシオを改善しながら資産を育てることができます。

【FIRE目線】FIREには「長く保有し続けること」が重要。

暴落で売らずに済む設計——それがシャープレシオを意識した分散投資です。

株式+債券+コモディティの組み合わせが安定につながります。

⑤日本人の規律正しさを活かす

投資で損をする人の多くは「なんとなく」で動いています。

上がっている銘柄を衝動買いし、下がったら不安で売る——これを繰り返してしまうパターンです。

著者は言います。日本人には規律性がある。それを投資に活かすべきだと。

自分なりの投資ルールを決め、それを守ること。事前に考えておくべきことは:

  • なぜこの投資をするのか?
  • どうなったら売るのか?(利確・損切りラインの設定)
  • 毎月いくら投資するか?

これを事前に言語化して守れるかどうかが、長期的な投資結果を左右します。

【FIRE目線】「毎月○万円を新NISAで積み立て、相場に関係なく続ける」——このシンプルなルールを守ることが、日本人の強みを活かした最強の投資戦略です。感情ではなくルールで動く習慣がFIREへの近道です。

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⑥失敗は避けるのではなく乗り越える

投資に失敗はつきものです。

問題は失敗することではなく、失敗から何も学ばないことです。

著者がすすめるのは、少額でも実際に投資を始めてみること。「勉強してから始める」では永遠に始まりません。実際に売買を経験することで:

  • 相場の動きが肌感覚でわかってくる
  • 自分の判断ミスのパターンが見えてくる
  • メンタルへの影響を体感できる

失敗したら原因を分析し、次に活かす。この繰り返しが投資家としての成長につながります。

【FIRE目線】FIRE達成者の多くは「失敗の経験がある人」です。

重要なのは失敗を恐れて動かないことではなく、失敗しても致命傷にならない金額で経験を積むこと。生活費や緊急資金は別に確保した上で投資を始めましょう。

⑦メンタルエネルギーの多様化。使い方をマスターする

お金に対して感情的になると、投資判断が歪みます。相場が上がれば「もっと買いたい」、下がれば「もう売りたい」——これが資産を減らす感情的行動の典型です。

著者が理想とするのは、「買えるけど買わない」という状態。お金に対して数字として冷静に向き合えるメンタルが、長期投資の成否を分けます。

そのためには、投資以外にも熱中できることを持つことが重要です。趣味・家族・仕事・健康——これらに意識を分散させることで、相場の短期的な動きに振り回されにくくなります。

【FIRE目線】FIREを目指す過程では「資産額が下がる局面」が必ず来ます。そのとき冷静でいられるかどうかが重要。投資と向き合いすぎず、日々の生活を豊かにすることがメンタル安定の土台になります。

⑧過去の実績にとらわれない。未来を予想しない

「去年好調だったから今年も上がるはず」「このパターンなら次は下落する」——こうした予測は当たることもありますが、長期的には当てにならないことがほとんどです。

著者の基本スタンスは「長期積み立てをベースに、定期的にリバランスをするだけ」

決めた資産配分(たとえば株式70%・債券20%・コモディティ10%)を維持するように定期的に整理するだけで十分、という考え方です。

短期的な値動きを予測して動こうとすることで、かえって損失を生みやすくなります。

【FIRE目線】「暴落が来るかも」と予測して動くより、暴落が来ても大丈夫な設計にしておくことの方がはるかに重要。ルールを決めたら、あとは淡々と実行するだけ。シンプルさがFIREへの近道です。

必要なアセットカテゴリ

本書では、資産を以下の3つのカテゴリで分けて考えることをすすめています。

  • カテゴリA(成長):株式・社債・通貨——高いパフォーマンスを期待して投資するもの
  • カテゴリB(安定):国債・現金——値動きを安定させる目的で持つもの
  • カテゴリC(分散):コモディティ・ビットコイン——A・Bと異なる値動きをするもの

3つのカテゴリに分けて持つことで、一つの資産クラスが暴落しても全体のダメージを抑えることができます。FIREを目指すポートフォリオとして、非常に参考になる考え方です。

まとめ

本書「僕がウォール街で学んだ勝利の投資術」で紹介されている億り人になるための8つの法則をまとめます。

  1. 投資をリスクと捉えることをやめる——「投資しない」こそリスク
  2. 茹でガエルからの脱却——インフレ時代に現金だけ持つのは危険
  3. 戦略を分ける——長期積み立て70〜90%を土台に、短期投資は慣れてから
  4. シャープレシオを意識する——リターンだけでなくリスクとのバランスで評価
  5. 日本人の規律正しさを活かす——ルールを決めて守ることが最強の武器
  6. 失敗は避けるのではなく乗り越える——少額で経験を積み、次に活かす
  7. メンタルエネルギーの多様化——感情的にならないための仕組みを作る
  8. 過去の実績にとらわれない——予測より「暴落に耐えられる設計」が重要

どれも「億り人になるための技術論」ではなく、投資家としての考え方・マインドセットの話です。

これを土台に、具体的な銘柄・ETFの話が後編で展開されます。

まだ投資を始めていない方は、まず少額から新NISAで積み立てを開始することがすべての出発点。難しく考えず、一歩踏み出してみてください。

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