米国株への長期投資をおすすめする理由とは?
少しでもお金を増やしたいと思いながら投資することは怖いなぁと思う方も多いと思います。
実際に私も日本株をメインとして取引をしていましたが
昨年より米国株も積み立て投資を行っています。
米国株長期投資であれば誰でも簡単に資産が増やせるということです。
そんなうまい話があるのか?と思われるかと思います。
たぱぞうさんの「お金が増える 米国株超楽ちん投資術」という本の内容用いてご紹介します。
企業の経営方針の違い
たぱぞうさんが米国株をおすすめしているのは
日本企業と米国企業とで経営方針が大きく違う点にあります。
- 企業の収益性の違い
- 株主重視の企業姿勢
つまりは
米国企業の経営者は株主を強く意識して経営をしていてそのため利益もしっかりと出していている。
日本企業よりも株主が利益を得られるように企業努力している。
ということです。
日本は人口が減少しており、消費も縮小しています。
国を代表するような大企業でも消費者を欺くようなことが頻繫におきています。
人口減少で消費者を欺いてでも利益を稼がないといけない時代になりつつあります。
米国の場合は売上や利益などの数字をきちっと作っていますし
経営が悪くなったり、安易な増資をするようでは経営者は即座に解任となるみたいです。
そもそも日本と米国の収益構造・株主に対する考え方に違いがある
米国株投資の2つの大きな魅力
米国株の魅力は2つあり
- 投資に見合った法整備がされていること
- 人口が増加していて消費大国であること
株式市場の基準の厳しさ
米国では経済成長とともに株価指数が上昇しています。
それは米国の株式市場が株式指数を伸ばすような仕組み作りをしているからです。
上場を維持するため企業は必至で利益を生み出そうとし、
それによって株式市場には成長性の高い銘柄だけが集まることになり自ずと株価は上がるというわけです。
上場した後も基準から外れれば上場廃止となります。
- 米国株 上場した後も基準から外れれば上場廃止となる。結果、成長性の高い銘柄が集まる
- 日本株 不祥事でもなければ退場にならない。企業の入れ替えが起こらない。
次にTOPIXとS&P500のチャートです。
TOPIXチャート
TOPIXは上がったり下がったりという状況で停滞しています。
バブル崩壊後20年以上が経過しても長期成長をしていないのが分かります。
S&P500チャート
S&P500のチャートはTOPIXと比較して右肩上がりを描いています。
このチャートから分かることは米国株であれば短期的には上げ下げしたものの
長期での保有をしていればリターンが得られた
ということです。
人口増加
出生率が高くないですが米国の人口は増え続けています。
これは移民を多く受け入れているためです。
米国の人口は2030年には人口3.5億人、2050年には3.8億人を超えると見込まれています。
人口が増えればモノの需要が高まり、消費活動が盛んになります。
今後も人口と富が集中すると考えられるのも強みの一つです。
20年保有では値下がりしたことがない
米国株についてはどのタイミングで投資しても20年間保有し続ければ上がる
といった過去統計資料があります。
上の図のように投資から1年でバラツキが大きいですが5年すると小さくなり
10年ではほとんどなくなり15年ではほぼ0になります。
- 誰がどの時期に投資しても15年保有すれば損しなかった
ということを意味しています。
今後もこの傾向は続くとたぱぞうさんは言われています。
こういったことも米国株投資の魅力ではないでしょうか?
投資である以上、損をする可能性もあります。
まとまったお金を一度に投資しないよう注意して下さい。
米国株の長期投資おすすめ銘柄
米国市場への動きを反映する指数に連動する投資信託や国内・海外ETFがあります。
投資信託やETFの方が分散が効いており簡単に投資できる仕組みがあります。
全米全体に連動する指数に投資することで米国の経済成長の恩恵を受けることができます。
具体的な銘柄としては下記の銘柄がおすすめです。
投資信託
- 楽天・全米株式インデックスファンド
- SBIバンガードS&P500
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
国内ETF
- SPDR S&P500 ETF 銘柄コード:1557
- iシェアーズ S&P500 米国株 ETF 銘柄コード:1655
海外ETF
- バンガード・トータル・ストック・マーケットETF ティッカー:VTI
- iシェアーズ・コア S&P 500 ETF ティッカー:IVV
- バンガード・S&P500 ETF ティッカー:VOO
また興味のある方は高配当ETFもおすすめできます。
米国株投資の為替リスク
海外への投資には為替リスクが伴います。
為替リスク
1ドル110円に1000ドル分投資
1ドル120円になれば
- 10,000円分の為替差益
1ドル100円になれば
- 10,000円分の為替差損
円高が進むと何もしなくても利益が減ってしまいます
つまりは
米国株で得たリターンには為替の影響を受けるということです。
ただ日本円を持ち続けてもインフレリスクがあります。
1つの分野に集中するのではなく適度に資産を分散することも必要です。
まとめ
内容をまとめると次の通りです。
- 米国株なら長期でリターンが期待できる
- 個別銘柄でも良いが投資信託やETFで十分
- まとまったお金ではなく、毎月の積み立て投資で良い
私自身はこの本を読んでみて長期で投資できれば米国株への投資が最適では?
と感じました。
日本株では継続した成長が期待できないため
タイミングや銘柄選定ができないと中々利益出すことは難しいです。
たぱぞうさん本は非常に読みやすいですし
初心者の方でも米国株投資について理解しやすいと内容となっています。
米国株へ投資をしてみたいと思っている方はぜひ読んでみて下さい。