米国全体への投資!VTIとは?
米国株全体へ投資できるVTIとはいったいどういった商品なのでしょうか?
【父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え】でもVTIが推奨されています。
こちらのたぱぞうさんの本でもお勧め銘柄に取り上げられています。
ロボアドバイザーのウェルスナビでも投資対象となっている商品です。
ロボアドバイザーとは世界中に分散して投資することでリスクを抑えながら、長期的な視点で、コツコツと積み立てていく資産運用です。
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今回はVTIがどんな銘柄なのか?どういった部分がメリットなのか?についてまとめていきます。
銘柄情報 2022年10月時点
まずはVTIの基本的な情報です。
- 名称 バンガード・トータル・ストック・マーケットETF
- ティッカー VTI
- 投資対象 米国
- 経費率 0.03%
- 分配金利回り 1.74%
- 決算日 3,6,9,12月
- 総資産額 38.5兆円
運用会社のバンガードは、世界19カ所にある拠点を通じて、5.9兆米ドル(約638兆円)の資産を市場で運用しています。
VTIは2001年に運用が始まってから20年以上の運用実績があり、総資産金額はETFで4位の金額となっています。
経費率が0.03と格安なのと分配金利回りも2%近くあるのでそういった部分でも魅力がありますよね。
組み入れ上位銘柄 2022年10月時点
上記10位までの組み入れ銘柄の一覧になります。
順位 | 保有銘柄 |
---|---|
1 | Apple Inc. アップル |
2 | Microsoft Corp. マイクロソフト |
3 | Amazon.com Inc. アマゾン |
4 | Facebook Inc. テスラ |
5 | Alphabet Inc. アルファベット(グーグル)クラスA |
6 | Alphabet Inc. アルファベット(グーグル)クラスC |
7 | UnitedHealth Group Inc. ユナイテッドヘルス・グループ |
8 | Berkshire Hathaway Inc. バークシャーハサウェイ |
9 | Johnson & Johnson Inc. ジョンソン&ジョンソン |
10 | Exxon Mobil Corp. エクソンモービル |
アップル、マイクロソフト等の日本でも聞き覚えがある銘柄が並んでいます。
20年の投資期間があることとに加えて主力の企業に投資できていることも安心できるポイントとなっています。
セクター別構成比率
投資対象は米国企業約3,700社となっています。
米国企業の中、小型株を含めてほぼすべてが対象となっているためテクノロジー(ハイテク)セクターが一番多くなっています。
またインデックス(市場平均)とほとんど乖離が少ないETFということが言えます。
10年来リターンの推移
直近10年間でのリターンはというと株価が10年前の3倍となっています。
これはここ10年の米国経済が好調だったこともあり、年率14%とかなりの高水準です。
- 青色 VOO(S&P500連動)
- オレンジ VTI(全米株式)
投資対象がほぼ同じなので当たり前ですがチャートはS&P500やNYダウとほぼ同じ動きをしています。
ここ最近は下落傾向ですが長期ではプラスになっています。
短期売買する銘柄ではなくじっくりと長期で保有しながらリターンを得るインデックス投資ということを考えてながら保有していきたいですね。
まとめ
VTIの特徴は次の通りです。
- 成長を続けている米国全体への投資
- 経費率が割安
- バンガードが運用
- 分配金もそこそこある
今後も米国経済が成長を続けていくことが考えられます。長期保有でメリットがでてきます。
全世界の株式の約6割という状況で投資するにあたって米国は中心となる国です。
個人のアセットアロケーションを考えながら投資の参考にしてみて下さい。
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