節約

残クレが資産形成を阻害する4つの理由

ネス

ディーラーの待ち時間、ふと耳に入ってきた会話があります。

「残クレを使えば、月々この金額で新車に乗れるんですよ。お得ですよね!」

正直、「ほんまかいな……」と疑って調べてみたのですが、これがなかなか厄介な仕組みでした。

結論から言うと、本気で資産形成を加速させたいなら、残クレは避けるべき「罠」と言っても過言ではありません。

「お金を貯めたい、でも車も必要」と悩んでいる方へ。

今回は、残クレがなぜあなたの資産形成を邪魔するのか、その裏側をまとめました。ぜひ最後までチェックしてみてください。

スポンサーリンク

残クレが「資産形成の敵」である4つの理由

① 金利の二重取り構造

例えば、300万円の車を購入し、100万円を残価として設定したとします。

このとき、月々の返済で「差し引き200万円」の元本を減らしているように見えます。

しかし、利息については「300万円全額」に対して払い続けることになるのです。

通常のローンは、返済が進むにつれて元本が減っていく「元利均等返済」であり、利息負担も段階的に減少します。

しかし、残クレの場合は残価の100万円部分は期間中一度も減らない上、利息のみを支払い続けなければなりません。

② 走行距離と傷へのプレッシャーがかかる

通常残クレは5年後、返却するかそのまま購入するかを選ぶことになります。

返却する際に室内でタバコを吸ったり許容の距離を超過した場合は下取り金額が減ってしまいます。

  • 走行距離の制限: 「月間1,000kmまで」という制限がある
  • 傷や汚れへのペナルティ: 小さな凹みやシートの汚れも返却時の査定に響く

いくら自分の車であっても返却を前提にしているのでその部分も気遣いをしなければならないのは大きなデメリットですよね。

③ 永遠に終わらないローンの無限ループ

残クレを利用している方の多くが月々の負担が少なく良い車乗りたい!と考えているということ。

つまり返却する5年後も資金が溜まっておらず車を買うためにまた残クレを利用しなければならない可能性が高くなってしまうということ。

いつまでも契約⇒返却⇒契約⇒返却を繰り返し自分のものになりません。

ローンを支払うために働き自由な時間までも失ってしまいます。

④ 投資機会の損失

残クレの一番の大きなデメリットは常に金利を支払う側に回ってしまうということ

金利を払い、車を高い値段で購入、返却時には高額で転売できる。ここまで良いお客さんはいないですよね。

本来利益を上乗せされた額を支払って本当の資産への投資がいつまでもたってもできません。

これを繰り返しているといつまで経ってもお金持ちになることはなく金利を支払い続ける人生を歩むことになります。

【シミュレーション】残クレ vs 中古車+投資

300万円の車を例にパターンAとパターンBで比較してみます。

  • パターンA(残クレ派):
    • 300万円の新車を5年ごとの残クレ(残価設定ローン)で乗り継ぐ。
    • 月々の支払いは約4.5万円(ボーナス払いなし、金利3.5%想定)。
    • 常にローンを抱えているため、車に関する「純資産」はほぼゼロ。
  • パターンB(中古+運用派):
    • 最初に150万円の中古車を現金で購入。
    • パターンAで支払うはずだった「月4.5万円」を、年利5%の投資信託(NISAなど)で積み立てる。
    • 7.5年目に一度、150万円で中古車を買い替える(運用益または元本から捻出)。

比較は以下の通りです。

結論から言うと、その差は1,000万円を軽く超えてきます。

300万円の車でも15年経つとこれくらいの差が出てしまいます。

どうしても欲しい車に少ない金額で乗りたい!という方以外はおすすめしません。

残クレを勧めてくる「ディーラーの裏事情」

ディーラーがなぜ、あれほど熱心に残クレを勧めてくるのか考えたことはありますか?

「お客様のために月々の支払いを安くしている」……そんな綺麗事の裏には、ディーラーにとって「三拍子そろった神商品」であるという残酷な真実が隠されています。

彼らの利益の源泉を、3つのポイントで暴露します。

① 金利手数料

一番の理由は、やはり金利です。

お伝えしている通り残クレは「数年後に据え置く残価」に対しても利息がかかり続けます。

つまりあなたが支払う利息の総額は通常のローンより高くなるケースがほとんどです。

この金利手数料の一部はディーラーの収益となるため、彼らにとってこれほど美味しい商売はありません。

② 数年後の中古車が約束される

残クレで販売した車は、数年後に必ずディーラーに戻ってきます。

しかも、走行距離制限や傷のチェックがあるため、戻ってくるのは「メンテナンスが行き届いた状態の良い中古車」です。

ディーラーは、新車を売った数年後に、今度はその車を「中古車」として再び転売し二度利益を得ることができるのです。

③ 顧客の囲い込み

これが最も巧妙な罠です。

数年後の満了時多くの人は「高額な残価を一括で払う」ことができず、また次の車を「残クレ」で契約します。

契約すれば同じディーラーで点検し戻ってくるため金利や手数料を払ってくれるディーラーにとっては、これ以上ない「超優良顧客」の誕生です。

「一生ローンを払い続け、一生そのメーカーの車に乗り続ける」というループから抜け出せなくなります。

まとめ 残クレはおすすめしない。

まとめると残クレは全然おすすめしません。

  1. 身の丈に合った中古車を現金(または低金利の銀行マイカーローン)で買う。
  2. 車は消耗品と割り切り、浮いた金を資産運用に回す。
  3. どうしても新車なら、リセールバリューの高い車種を現金で買う。

手っ取り早くお金持ちになりたい場合は車にはできるだけお金は使わず浮いたお金を投資に回しましょう!

あわせて読みたい
王道にして至高。インデックス投資が「最強の資産形成」とされる5つの理由
王道にして至高。インデックス投資が「最強の資産形成」とされる5つの理由
スポンサーリンク
ABOUT ME
ネス
ネス
経済的自由を目指す会社員
30代既婚 子供男の子2人
高配当系の投資とインデックス投資を組み合わせて運用中
なんとなく社畜生活をしていたが結婚を機に時間の重要性に気付く
今の生活を変えたいと日々行動する
スポンサーリンク
記事URLをコピーしました