【投資】リスクとリターンの考え方
投資ってリスクがあるから怖いと思ったりしますよね。
実際私もそうでデレビとかでよくある全財産を失ってしまったりするイメージを持たれる方も多いかと思います。
一気にお金を増やしたいところですがまず投資を始める前に貯金をする必要があります。
それは最低限の生活をするためで生活ができなければ投資どころではないですよね。
生活防衛資金いくら貯めれば良いの?
投資のリスクを知っておくことでどんな原因で損が出たり利益を得たりしますので対応がとあらかじめ準備できたりします。
今回の記事では投資におけるリスクとリターンについてまとめていきます。
投資におけるリターンとは
投資におけるリターンには大きく分けて売却益と配当金/利子の2つの形があります。
キャピタルゲイン | インカムゲイン |
売却益 | 配当金・利息 |
インカムゲイン
1つ目はインカムゲインといって株式や債券などの資産を保有中に得られるお金のことです。
配当利回り〇〇%という形で表現されたりもします。
30万円の株を購入 ⇒ 5000円の配当金を得た +5000円の利益
30万円の債権を購入 ⇒ 年間1000円の配当金を得た +1000円の利益
※配当金/利子には別途税金がかかります。
キャピタルゲイン
2つ目はキャピタルゲインといって株式や債券など、保有している資産を売却することによって得られる売買差益のことです。
取得時の価格から値上がりした部分が実質的な利益となります。
30万円で購入 ⇒ 35万円で売却 +5万円の利益
※売却益には別途税金がかかります。
安定な投資はリターンが少なく、危険な投資はリターンが大きい傾向がある
投資におけるリスクとは
リスクとは価格の変動幅のことで当たり前ですがリスクが高くなる程、リターンも高くなります。
またリスクが低くなるほどリターンも低くなります。
- 預金は価格が変動することはありませんが利息もごくわずかです。
- 株式は大きく増えるときもあれば大きく失うときもあります。
- 債権は変動幅は株式より小さく、リターンも小さい傾向にあります。
すべて安全資産での運用していては中々増えている実感は沸かないと思います。
投資資金が多ければ多い程、期間が長ければ長い程お金を増やすチャンスも多くなります
どんなリスクがあるか?
様々なリスク要因によって金融商品の価格は変動します。
価格が変動しない資産ばかり持っているとなれないですがリスク要因としてあるのは大まかには以下の通りです。
- 価格変動リスク
- 信用リスク
- 為替リスク
- 流動性リスク
- 金利変動リスク
- カントリーリスク
価格変動リスク
政治や経済状況により投資商品の価格が変動する
信用リスク
株式や債権を発行している企業や国の経済状況が悪化し価格が下がったり、利息が支払われないケースがある
為替リスク
為替レートの変動により、商品そのものの価格には関係なく投資商品の資産価値が上下する
流動性リスク
投資商品を売買したくても売れない、供給がなくて買えないことが起こる
金利変動リスク
預貯金、債権の金利が変動する
カントリーリスク
投資した国の政治状況や戦争・紛争により価格が変動する
リスク許容度とは
リスクが高い商品では投資で損をしてしまうことがあり得ます。
実際私も損をした経験がありますので皆さんにも十分ありえることです。
リスク許容度とはどの程度までなら損をしても耐えられるかということになります。
リスク許容度を測る要素
- 将来の備えができている
- 投資期間が長くとれる
- 値下がりしても定期的な収入がある
- 年間支出額が決まっている
こちらの質問にYESと答えられる質問が多いほどリスク許容度も高くなります。
どの程度であれば生活ができるのか?という資金面と、どの程度の値動きであれば心理的に耐えられるか?という精神面の両方の視点が判断の基準となってきます。
複利運用によるシミュレーション
投資を長期で考えるにあたって重要なことは複利を利用することです
元本に利息をプラスした額にも利息がつくことによってリターンを加速することができます。
複利のシュミレーションをしてみました。
毎月5万円を10年間貯金した場合
毎月5万円を10年間貯金した場合、約600万円になります。
毎月5万円を3%で10年運用した場合
参照 金融庁HP 資産運用シミュレーションより作成
毎月5万円を3%で運用した場合は698.7万円になります。(+98.7万円)
複利での運用を使おう!
このように複利での運用は長期的なリターンに大きく差が出てきます。
長期投資についてはつみたてNISAの記事を参考にしてみて下さい。
投資初心者におすすめつみたてNISA メリット・デメリット
まとめ
今回の記事の内容とまとめると以下のとおりです。
投資におけるリターン
- インカムゲイン
- キャピタルゲイン
の2種類がある。それぞれに税金がかかる
投資におけるリスク
- 価格変動リスク
- 信用リスク
- 為替リスク
- 流動性リスク
- 金利変動リスク
- カントリーリスク
預金<<債権<<株式の順でリスク(価格変動)が大きい
リスク許容度
- 投資期間が長くとれ安定している仕事についている方がリスク許容度が高い
- 家族持ちのフリーランスはリスク許容度が低い
このようにお金を増やそうとすると必ずリスクがあります。
リスクを最小限に抑えて投資をするには分散投資が必要だという意見もあります。
投資を始めるにあたっては米国株式に連動するインデックス投資がおすすめです。
それはリスクはありますが長期的に経済が成長していくことが考えられるためです。
米国株への長期投資をおすすめする理由とは?
米国株といえど投資でのリターンは年平均3~7%程です。
あまりにも高いリターンを謳っている商品はリスクがかなり高いか詐欺商品の可能性が高いので注意してください!
インデックス投資に関するおすすめの書籍になります。
【投資の最適解】投資の大原則 まとめ