【要約】毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資
あなたは、お金について次のような思いを感じることはないでしょうか?
- 貯金が増えない。
- 給料も上がる気配がない
- 生活費が増えていき生活が楽にならない
- 老後のお金が不安だ
これからは「人生 100年時代」などと言われ、平均寿命がさらに延びることも考えられます。
そうである以上、老後の資産運用は、「手元資金の持ち」を少しでも良くするうえで、非常に重要になってきます。
『毎月3万円で3000万円の「プライベート年金」をつくる 米国つみたて投資』という本の内容をご紹介します。
「米国つみたて投資」とは
こちらの書籍で書かれている米国つみたて投資とは
世界最大の経済大国である米国の株式指数に連動する投資信託へ
10~40年間という長期間つみたて投資をすることで、将来の備えとしての約3000万円のプライベート年金をつくる方法です。
3000万円を老後に用意できればより余裕のある生活を送れると思いませんか?
特別重要な能力が必要ということではなく、複利の力を使えば一般的な年収で働いている方でも再現が可能ということです。
どうやってやればよいか、具体的な内容を解説していきます。
3000万円の計算方法
30年(360ヵ月)毎月3万円米国株を買うと、 3029万円になる(年間リターン 6%で運用できたた場合)。
年2回、ボーナス時に増額すればもっとリターンは増えるし、もっと早く3000万円に到達する。
なぜ資産運用が必要なのか?
私たち現役世代は老後も安泰な生活を送ることができるでしょうか?
私たちの60歳時点での「貯蓄額」の中央値は600万円程度、退職金があるから老後は安心という考え方はこれからの時代変わってきます。
実際に退職金の金額は年々減ってきており企業規模によって大きく変わる傾向にあります。
- 減っていく退職金
- 上がり続ける社会保険料
- 増えない給料
- 子供の生活費や親の介護
最近は不安に感じる暗いニュースが多いですよね。
また50代以降もお金は貯まりづらいく等などがかかる上、増える社会保険料、増えない給料ということもあり預金だけでは安心して生活を送るにはすこし心もとないですよね。
超低金利の今利息を生まない預金でほとんどの方が資産をもっているため中々豊かになっていきにくい現状があります。
だからこそなるべく早いうちから資産運用を始めることが資産形成の重要なポイントとなります!
長い期間複利の力を使うことができれば将来の負担を軽減することができるようになります。
本書で紹介されている米国株へ長期投資をする方法は生活防衛資金を残した上で投資をすることが推奨されています。
なぜ米国なのか?
投資するにあたって問題になってくるのが何へ投資するか?
という点になります。
本書では資産を形成する方法としてS&P500やダウ平均等の米国株インデックスへの投資が書かれています。
日本より米国の理由
現在世界の株式市場の5割超が米国となっています。
全世界に投資をしても約半分が米国というのは凄いですよね。
米国株の理由
- 人口増加国
- 株式資本主義が浸透している
- 何度も暴落に見舞われながら上昇している
- バフェットも認めたS&P500
米国一強がずっと続くとは限らないですが今後30年で資産形成をする際に米国へ投資をすることが一番堅実な方法と考えられます。
そのためS&P500やダウ平均などの指数へ長期での投資をすれば理屈上は資産を増やしていくことが可能となります。
私の場合米国株は資産の半分以上の比率で保有してます!
具体的な積み立て方法
米国株式の何を買うべきかということですが初心者の方には投資信託がおすすめです。
投資信託は市場全体へ投資できる商品があるためです。
商品の選択肢として大きく分けて2つあり
- ETF
- ETF以外の投資信託 です。
ここでは
- 毎月決まった金額を積み立てることができる点。
- また配当金を自動的に再投資できる点
において投信信託がおすすめとされています。
実際にネット証券で口座開設をし、積み立て設定をしてしまえば毎月決まった日に買付がされ、投資を始めることが可能となります。
投資信託は有価証券の管理を受託銀行が行うことによって販売先の金融機関が破綻しても分けて管理されているので投資家の資産が守られるという点においても安心して投資できる商品となっています
「米国つみたて投資」8つの鉄則
投資をしていく上ではやはり心理的な影響を受けやすいです。
つみたてを続けるために以下8つの鉄則をご紹介します。
- 再投資型」を選ぶ
- 基準価額をあえてチェックしない
- コストが安いネット証券を使う
- 非課税制度(iDeCoとNISA)をフル活用する
- 手数料が安いものを選ぶ
- 純資産総額の水準、資産流出入に注意する
- ダウかS&P500か、1つに絞る
- 3000万年つみたてた後を計画する
コストが安いネット証券を使い優遇税制を利用して長期で積み立てをするというものです。
私は8番目の何に使うのか?という部分が非常に重要だと思います。
どうしても利益が出ると売ってしまいたくなるので基本的にはイベントでお金が必要になった時に使う資金として投資をするとう方針を決めて方が続けやすいと思います。
(マイホーム、教育資金、老後の年金代わり等)
買うべき投資信託はこの4本
米国株の長期投資に向いている投資信託は下記の4本です。
おすすめの投資信託
- eMAXIS Slim米国株式(S&P500)
- iFree S&P500インデックス
- iFree NYダウ・インデックス
- たわらノーロード NYダウ
- 運用管理費用(信託報酬)率
- つみたて NISAの対象かどうか?
- iDeCoの対象かどうか?
といった点を重視して挙げられています。
注意点は複数の銘柄を選んでも投資をしている対象がほぼ同じため分散にはならないという点です。
どの商品も手数料の安いものばかりで長期での運用に適したものばかりであると思います。
まとめ
今回ご紹介した方法は
- S&P500やダウ平均に連動する投資信託へ投資
- 30年間の長期で運用する
- 非課税制度、iDeCoやNISAを利用する
という方法でした。
実際に投資を始める際には
もう既に投資をされている方には毎回出てくる内容かもしれません。