【書評】オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資
今回の記事ではオートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資という書籍をご紹介します。
SNSで話題になっていて毎月入ってくるマネーマシンの作り方が書かれています。
特筆すべき点としては日本株であるということ。
今までは米国株投資のものが多かったですが(バフェット太郎さんの本についてご紹介しました。)日本株の魅力も近年取り上げられていますね。
バカでも稼げる「米国株」高配当投資 内容まとめ
- 高配当株へ投資したい
- 会社員をしているけど副収入が欲しい。
という方にはぜひ参考になる内容だと思います。
著者の経歴
本書に書かれている経歴は以下の通り
- 2004年から投資開始 優待銘柄を買い進める
- 2006年ライブドアショック 含み損を抱える
- 2008年リーマンショック 含み損さらに増える 高配当投資へ
- 2012年アベノミクス相場 上昇相場に乗る 含み損解消
- 2016年EU離脱 年間配当100万円を突破
- 2022年年間配当200万円以上を達成
受取配当金の推移です。
株式投資を続けてたどり着いたのが高配当投資。
暴落を何度も経験しているのでその都度資産総額は大きく目減りしています。
ただ入金しながら投資続けられていることが大きなリターンにもつながっています。
何度も書かれているのは暴落の際、まず生き残ることが重要。
そのために複数の銘柄を分散して保有しておき下落のダメージを少なくするという方法をとっています。
書籍の特徴
本書の特徴は以下の通り
- 株式投資により年間200万円以上の配当金を得ている。
- 1年度に受け取った配当金額が一度も下回ったことはない。
- 小学校レベルの算数ができ、少しの忍耐力があれば誰でも真似できる。
- 日本株の高配当銘柄へ分散投資。
- 投資方法はシンプルで再現性が高い。
高配当の分散投資という内容なので良い銘柄へタイミング良く投資できれば大きなリターンを得ることができます。
著者の長期株式投資さんもサラリーマンをしなら兼業で投資をしているということで非常に再現性があります。
ただまとまった配当金を得るためには大きな金額がどうしても必要となり投資金額がある程度必要となります。
本書を読むことでどういう点でメリットがあるのか?
- 最低限必要な投資指標を理解し投資判断に活用できる
- 長期投資が可能となる環境作りを自分でおこなうことができる
- 暴落時でも市場に生き残ることができる
- 配当金が定期的に振り込まれる仕組み作りの作成できる
こちらの書籍では投資でよく耳にする「EPS」「PER」「配当利回り」といった言葉の紹介もされています。
- 配当利回り=1株当たりの配当金÷株価×100
- EPSとは1株当たり何円の利益があるか
- PER=株価÷EPS
過去の経験から感情だけでなくこういった指標を分析することで罠銘柄を避けることもできます。
日本株を買う理由
本書に書かれている日本株のメリットは以下の通りです。
- 税制上有利
- 日本株の中にも国際優良企業が豊富にある
- 株主優待制度は個人投資家にとって圧倒的に有利
やはり税金面が米国株と一番違う点でしょう。
税制上有利
日本株には所得税に応じて配当控除というものが利用できます。
配当控除とは国内株式等の配当等について、総合課税を選択して確定申告をした場合に適用される税額控除
課税所得が330万円以下であれば0%にできるというもの
所得が少なくなった際、つまりは老後には日本株の方が税制上で有利になりますね。
著者の22年の配当金は275万円(税引き前金額)です。
税金は 日本株=20%の税金 米国株=28%の税金 が発生します。
税引後の金額は 米国株 198万円 日本株 223万円 となり同じ配当金でも30万円近くの差が出てます。
これはかなり大きいですね。
初心者が0から始めるには?
これから投資をするとしたらということも書かれていて
- 毎月余裕資金を口座へ入金する。(必ず余裕資金で)
- 20銘柄を1株ずつ買う。(永久保有の17銘柄を中心に)
- 各銘柄への投資を均一に調整(リスク分散のため)
- 現金のを含めてポートフォリオを考える というシンプルな方法です。
1株投資をするにはSBI証券かSBIネオモバイル証券を利用すれば買付無料で投資をすることができます。
以前は単元でしか投資できなかったので凄く良い時代になりましたね。
毎月コツコツと投資することが好きな方には向いている方法であると思います。
株価に一喜一憂しない。暴落を気にしない。という強いメンタルを持って望めるかどうかがポイントかなぁと思います。
まとめ
話題になっている日本の高配当投資。
私自身も投資していますがメリットもデメリットもある投資手法であると感じています。
毎月配当金が受け取れるというのは心強いですけどね。
長期保有銘柄も書かれているので初心者の方にも参考になる内容かなぁと思います。
ぜひやってみたいという方は参考にしてみて下さい。
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