【書評】夢を叶えるゾウを読んで人生は変わるのか?
私の好きな本で「夢を叶えるゾウ」という本があります。
表紙だけ本屋でみて敬遠していたのですが非常に読みやすく良い本でした。
その本の中で成功したい主人公は数々の課題をこなしていくのですがどれも非常に地味なものばかり。
実際に私たちが同じことをして成功することができるのでしょうか?
今回の記事では夢を叶えるゾウの課題をして意味があるのかどうか?ということについて考えてみました。
夢を叶えるゾウの内容
書籍の内容は成功したいと思っている主人公のもとに象の神様 ガネーシャが訪れて課題をこなしながら成功へと続くサクセスストーリー。
たが課題の内容がそんなことをして一体何になるの?ということばかり。
えっという拍子抜けですが理由を説明されるまで課題をこなしていく意味が分かりません。
実は 人生で成功するためには人を喜ばせることというのが重要なキーワードとなっています。
過去の偉人たちのエピソードをもとに意味を紹介されていて非常に理にかなっているものかなぁと思います。
0巻~4巻まで出ていてそれぞれ立場の違う主人公がいて必ず自分に合う主人公がいるはずです。
表紙の内容とは打って変わって社会人向けの内容だと思います。
ガネーシャの課題リスト
成功したいと考える人がぜひ知りたい物語の中で神様のガネーシャから出される課題の一覧は以下の通りです。
- 靴をみがく
- コンビニでお釣りを募金する
- 食事を腹八分におさえる
- 人が欲しがっているものを先取りする
- 会った人を笑わせる
- トイレ掃除をする
- まっすぐ帰宅する
- その日頑張れた自分をホメる
- 一日何かをやめてみる
- 決めたことを続けるための環境を作る
- 毎朝、全身鏡を見て身なりを整える
- 自分が一番得意なことを人に聞く
- 自分の苦手なことを人に聞く
- 夢を楽しく想像する
- 運が良いと口に出して言う
- ただでもらう
- 明日の準備をする
- 身近にいる一番大切な人を喜ばせる
- 誰か一人のいいところを見つけてホメる
- 人の長所を盗む
- 求人情報誌を見る
- お参りに行く
- 人気店に入り、人気の理由を観察する
- プレゼントをして驚かせる
- やらずに後悔していることを今日から始める
- サービスとして夢を語る
- 人の成功をサポートする
- 応募する
- 毎日、感謝する
えっていう感想がほとんどでしょう。一体その課題にどういった意味があるのでしょうか?
重複するような内容があるのでまとめてご紹介します。
靴をみがく 毎日、感謝する 明日の準備をする
靴をみがくというのは仕事道具の手入れをするということ。
この項目ではイチロー選手の例が出ていて毎試合、試合終わったときにはグローブを磨いていたとのことです。
使い捨てても良いほど稼いでいるのになぜ?と思いますがそれがまさしく凡人の思考なのでしょう。
商売道具があるからいい仕事ができるもの。だから大切にするという考え方。
私も仕事柄、革靴を毎日履くので革のクリームとキーパーを使うようにしてます。
靴は毎日使う分かなり劣化していきます。
靴はどんな時でも私達を支えてくれています。
コンビニでお釣りを募金する
この章では石油王のジョンロックフェラー氏の例が出ていて収入の一割を寄付していたとのことでした。
お金持ちだから募金もできるんでしょう。と思ったりもしますが実はお金持ちではないときから募金をしていたそうです。
自分もお金を持っていないのに何で?と考えがちです。それがまさしく凡人思考。
コンビニはあまり行かないのですがこのことを知ってから募金がしたくなりました。
より多くの人を喜ばせることが。
トイレ掃除をする
HONDAの創業者、本田宗一郎氏の例が出てトイレをあえて工場の中心に作ったとのことです。
トイレ掃除は誰もがやりたくないこと。でも誰もやりたくないことであるからこそ誰かに頼みたいもの。
繁盛している店のトイレの手入れは徹底しています。
人がやりたくないことを率先してやる人は感謝され価値が生まれるということを知っておいて損はないと思います。
まっすぐ帰宅する 決めたことを続けるための環境を作る
自分に本当に必要なことのために時間を使う。
思い返してみるネットやSNSをダラダラみている時間。会社の愚痴をいう飲み会。非常にムダだったなぁと思います。
将来に繋がるようなことを少しでも早く行動し続けることが重要ですね。
本当に自分がやりたいことを少しだけ頑張るということも必要かなと思う。
自分のやりたいことが分からないってかたは0巻を読んでみて下さい。
自分が一番得意なこと、自分が苦手なことを人に聞く
自分の仕事が価値を生んでいるのはお客さん。自分以外の誰かです。
この人こんな仕事に向いているのに!って思うことはありませんか?
自分では気づきにくい部分を他人なら分かっているかもしれません。
いずれにしても聞くことの方が手っ取り早いです。色んなことを聞く人の方が仕事でも上達が早いような気がします。
身近にいる一番大切な人を喜ばせる
自分にとって一番お世話になった人や一番自分を好きでいてくれる人をぞんざいに扱いがちですよね。
コカ・コーラ社の社長だったロベルト・ゴイズエタ氏は毎日忙しい中、大株主であるバフェット氏に必ず毎日電話をしていたとのことです。
そのためバフェット氏は今でもコカ・コーラの株を持ち続けています。
私たちも忙しい日々を送っている中で本当に重要な人が誰かを考えて時間を使うべきですね。
人の長所を盗む 人気店に入り、人気の理由を観察する
パクるとか真似をするとかいうのはダメなんじゃないか?と思いますよね。
ただヒット商品でも何かのマネのことも多いです。
人気な商品やサービスはあるのでどういったところが人気なのか?ということを気にしながら観察して実際に活かせるところはないか?調べるのも良いと思います。
良さそうなものは徹底的に真似をしましょう。
今年流行った商品の日経ヒット番付も記事にしていますので参考にしてみてください。
求人情報誌を見る 毎日応募する
私も経験がありますが情報収集ばかりではあまり意味がありません。
社内の事業でもやりたいと言ったり、実際に行動を早くすることが成功する近道だと感じます。
転職活動をしておくことにもつながることかなと思います。
そんな課題をやって人生は変わるのか?
以上がガネーシャからの課題リスト。無茶苦茶期待していたのに非常に地道すぎてなんだそんなことかと思いますよね。
こんなことをやってはたして意味があるのでしょうか?
実際に物語の主人公もそんなことに意味があるのか?とガネーシャに言ってたりしています。
ただインパクトがあったのが
今まで自分なりに考えて生きて結果がでないからこういう状況になってるんとちゃうの?
自分のやりかたであかんのやったら人の言うことを聞いて実行する以外に何が方法あんの?
というガネーシャの発言。
ただ毎日同じ日々を過ごしているだけではずっと今のままでしょう。
実際に何も変わらないかもしれません。ただ変わるかもしれません。それは分からないのでやってみてから後で分かることかなと思います。
ガネーシャの言う通りまずはやってみようと思いました。
まとめ
実は人生で成功するためには『人を喜ばせることが大きなテーマ』となっています。
多くの人に喜んでもらえるものやサービスを作った人や企業が大きなお金を得ることができている。
これはもっと早くに知っておきたかったですね。
中身は物語形式でスラスラ読めるので売れているのもうなずける内容でした。
非常におすすめの内容なので表紙で読むのを躊躇されている方はぜひ一度手にとってみて下さい。