投資信託とETF それぞれの特徴を解説!
ETFと投資信託がオススメ!という内容が良く本などに書いてありますが実際違うか分からないことないでしょうか?
ETFと投資信託は大きな分類では同じ「投資信託」の分類なのですが、実際に投資する際には色々と違いが出てきます。
今回は
- ETFと投資信託の違い
- ETFと投資信託のコスト
- 初心者の方にはどちらがオススメなのか?
についてご紹介します。
ETFと投資信託それぞれの違い
まずはETFと投資信託の特徴です。
ETFの特徴
- 商品数は少ない
- 取り扱いが証券会社のみ
- 上場していて株式のように値動きする
- 配当を再投資できない
- 積立購入は基本的にはできない
- つみたてNISA非対応
ETFの特徴は株のように好きな時に売買できる点にあります。
投資信託の特徴
- 商品数が多い
- 取り扱いは証券会社、銀行、郵便局など
- 上場していない、価格は翌営業日に公表される
- 配当を再投資できる
- 積立購入できる
- つみたてNISA対応
それに対して投資信託はというと積立購入ができたり、配当金を再投資できたりと気軽に始めることができるのが大きな特徴です。
ETFと投資信託それぞれにおけるコスト
次にETFと投資信託のコストについてみていきます。
大きく以下の3つのコストがかかります。
- 購入時のコスト
- 保有中のコスト
- 配当再投資のコスト
購入時のコスト
ETFの購入時のコストは、通常の個別株と同じで売買手数料が必要です。
手数料は各証券会社によって変わってきます。
投資信託の場合は、商品ごとに販売手数料が設定されており、同じ商品でも、販売会社ごとに違います。
配当を手動で再投資する時など購入手数料が必要となります。
投資信託では配当金を自動で再投資してくれるしくみがあり、その際の手数料はかかりません。
また少額から投資する場合は、手数料の割合が大きくなる傾向にあります。
保有中のコスト
保有中のコストは、ETF・投資信託ともに「信託報酬」と呼ばれる運用コストがかかります。
信託報酬とは運用会社などに支払う費用でコスト額は投資額に対する比率で発生します。
実際には資産から毎日差し引かれる形で反映されるため目に見えての支払いはないですが、基準価格から目減りすることとなります。
保有期間が長期の場合は、この信託報酬が大きな割合を占めてきます。
- ETF:VT 全世界株であれば 信託報酬 0.08%
- 投資信託:楽天VTであれば 信託報酬 0.212%
同じ投資対象でも上記のように手数料は違います。
配当再投資のコスト
ETFや投資信託の配当金の受け取り方法は
- 証券会社などの口座への入金
- 指定の銀行口座への入金
- 金融機関の窓口で引き換え
によって受け取ります。
配当を再投資する場合は再び同じ商品を購入することになります。
その際には購入手数料がかかります。
ですので配当金を再投資するためには手間とコストがかかってしまいます。
投資投信には、配当の再投資を自動でやってくれて購入時のコストも不要な商品もあります。
全て自動ですので、投資する手間がかかりません。
投資額に関係なく少ない金額からでも再投資されるのも特徴です。
積み立て投資の始め方についてはこちらの記事もどうぞ
初心者の方にはどちらがオススメなのか?
結論から言えば初心者の方には投資信託がオススメです。
その理由として大きいのが一度設定をしてしまえば、自動で積立購入ができて非常に楽だという部分です。
デメリットはコストが若干高いという点のみです。
銘柄選びについてはこちらの記事を参考にしてみてください。
まとめ
まとめると次のとおりです。
- 商品数は少ない
- 取り扱いが証券会社のみ
- 上場していて株式のように値動きする
- 配当を再投資できない
- 積立購入は基本的にはできない
- つみたてNISA非対応
- 中上級者向け
- 商品数が多い
- 取り扱いは証券会社、銀行、郵便局など
- 上場していない、価格は翌営業日に公表される
- 配当を再投資できる
- 積立購入できる
- つみたてNISA対応
- 初心者向け
- ETFは投資方法や銘柄選び、配当金の再投資方法など自分で考えて投資する商品のため中上級者向け
- 投資信託は一度積み立て設定をすれば継続するのが凄く楽なので初心者の方向け
となっています。
ぜひ銘柄選びの参考にしてみてください。