バカでも稼げる「米国株」高配当投資 内容まとめ
米国株投資って必要ないのでは?よく分からないなぁ・・って思われる方も多いと思います。
私が米国株投資をはじめたきっかけは
バフェット太郎さんの著書 バカでも稼げる 「米国株」高配当投資という本です。
かなりの毒舌ですがそれとは裏腹に正統派な投資本といった印象でした。
- 米国株をすすめる理由
- 具体的な投資方法
が書かれています。
これから副業的に投資をしてみたいと考えている20~40代の方にとても読みやすい本となっています。
今回は書籍の内容について簡単にまとめてご紹介します。
バフェット太郎氏とは
バフェット太郎氏は著名な投資ブロガーで、
ブログ「バフェット太郎の秘密のポートフォリオ」を執筆しています。
バフェット太郎の秘密のポートフォリオ【米連続増配高配当株・配当再投資戦略】
彼の投資手法は非常にシンプルです。
「米連続増配高配当株10社に均等分散投資を行い、毎月最後の金曜日に組み入れ比率最低銘柄を5000ドル(約50万円)分買い増す投資手法です。
具体的な銘柄はというと
【バフェット太郎10種】
- ウォルマート
- コカ・コーラ
- アルトリア・グループ
- フィリップ・モリス・インターナショナル
- P&G
- エクソン・モービル
- マクドナルド
- IBM
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- ジョンソン・エンド・ジョンソン
買い増し資金は配当から捻出することで、配当の再投資を行うというものです。
以上の投資手法で資産を増やしています。
庶民がお金持ちになるための方法
ではどうすれば投資で稼ぐことができるのでしょうか?
庶民がお金持ちになるための方法は
収入を増やし、支出を減らして、運用利回りを最大化することです。
億万長者の特徴でも書いた通り、アメリカの典型的な億万長者というのは収入は平均的なごく普通の人たちが多いのです。
また1代で富を築き上げた人が多いため、勤勉に働いて堅実に運用すれば、理屈上は誰でもお金持ちになれるということです。
【父が娘に伝える自由に生きるための30の投資の教え】でも同じような内容が書かれていました。
どうしてアメリカでは億万長者になれた人がいるのに日本ではあまり話を聞かないのでしょうか?
勤勉に働き、倹約をし、堅実に運用するということができなかったためです。
資産を形成するためにはマイホームの購入や保険など普通の人がお金を使う部分に注目して違う生き方をするということも必要ですね。
実は簡単な米国株投資
では何に投資をすれば堅実に運用ができるのでしょうか?
バフェット太郎氏の約5年間で運用益は11万ドルで1100万を超える収益が発生しています。
何に投資をして利益を得ているのかというと
米国の高配当株に投資をして分配金を得ながらまた再投資をするという投資をして利益を得ています。
ここで確認しておきたいのは米国の高配当企業に分散投資をするだけという非常にシンプルな内容です。
成長企業へ投資して売却益を稼ぐといったトレードではなく、企業に投資して保有するといった長期的な投資で資産を増やしているという部分がポイントです。
米国株が最強な理由
株式へ投資する理由
株式が投資対象として適切な理由に
ジェレミーシーゲル著『株式投資』において1802年から2006年までの204年間のいずれの時代も株式が債券のリターンを上回っていたという事実があります。
理屈上はそうですが暴落相場での狼狽売りを避けるために債券を持っておくというのも人によってはおすすめできます。
(私も少額ですが債券は持っています。)
米国株の魅力
- 連続増配企業の差
- 収益率の違い
25年以上の連続増配企業は米国では100社以上、日本では花王の1社のみです。
日本株の場合、事業の構造が弱く業績の低迷が長期にわたってするのか経営陣にも判断ができず、すぐに減配が多いようです。
経営指標、株主還元の姿勢など残念ながら日本株は米国株に勝てない状況です。
どうして日本では米国株に投資されなかったのか?
株式が正解であるなら、なぜ日本人はお金持ちに誰もがなれていないのか?というと
- 日本市場が低迷していたから
- 外国株投資へのアクセスが限られていたから
ということが原因と言われています。
確かに株式投資をしている、ましては米国株に投資という人を私は周りでは聞いたことがありません。
今はネットから投資できる良い環境になりました。海外へ投資する投資家が増えていることもネット証券が普及した理由ですね。
実際の投資方法
- どこで買う?
- 一度にどのくらい買う?
- 利益にかかる税金は?
- 口座の種類は?
どこで買う?
米国株を買うには証券口座が必要ですが結論から言えば、ネット証券一択です。
必ず口座開設しておきましょう。
一度にどのくらい買う?
以前は1120ドル以上、購入しないと手数料負けしていましたが
最低手数料が撤廃されていますので購入できる金額で積み立てをしていけば良いと思います。
利益にかかる税金は?
米国株の配当金には現地課税がかかります。
売却益(キャピタルゲイン) 国内課税20.315%
配当金(インカムゲイン) 現地課税10%
国内課税20.315%
配当金には現地課税がかかるので合計28.283%が差し引かれます。
口座の種類は?
口座の種類は
- 特定口座
- 一般口座
- NISA口座
の3種類がありますが米国株の配当金は2重課税となるため確定申告をすれば一部還元されます。
銘柄の選定方法
銘柄数の決定
次に投資する銘柄数を決定します。
バフェット太郎氏曰く適正な分散投資は
- 8~16銘柄へ分散投資するのが適当
とういことです。
その理由としては
- 集中投資をすれば高いリターンの期待ができるがリスクが高まる
- 必ず暴落がくるため、幅広いセクターや銘柄を分散投資しなければならない
- 20銘柄を超えればそれ以上のリスク低減が小さくが管理と手数料がかなりかかる
個人的には個別銘柄だけではなくETF等での代用でも良いかと思います。
配当金は再投資する
受け取った配当金はすぐに再投資します。
その理由としては
- 暴落がいつ来るか分からない
- 配当金をため込むことは機械損出になる
確かに価格を気にして購入できないことが多々あります。
受け取った配当金を毎月決まった日に再投資をするというのは米国株ならではの投資手法であると思います。
景気循環別、銘柄数の決定
- 【回復】 ハイテク、金融
- 【好況】 資本財、一般消費財、サービス、素材
- 【後退】 エネルギー
- 【不況】 生活必需品、ヘルスケア、通信、公益
バフェット太郎氏は回復1、好況1、後退1、不況7銘柄と守備的なポートフォリオになっています。
少数の10銘柄で投資を行っているためリスクを抑える配分にしているため不況銘柄を多く保有しているというわけです。
個別銘柄の決定
バフェット太郎氏が10年から20年程の長期保有を推奨する銘柄が下記の通りです。
- アップル
- マイクロソフト
- インテル
- IBM
- ウェルズ・ファーゴ
- USバンコープ
- スリーエム
- ユニオン・パシフィック
- キャタピラー
- エマソン・エレクトリック
- ホームデポ
- マクドナルド
- エクソン・モービル
- シェブロン
- P&G
- コカ・コーラ
- ペプシコ
- フィリップモリス
- アルトリア・グループ
- ウォルマート
- コルゲート・パルモリーヴ
- モンデリーズ・インターナショナル
- クラフト・ハインツ
- ジョンソンエンドジョンソン
- アッヴィ
- アムジェン
- アボット・ラボラトリーズ
- AT&T
- ベライゾン・コミュニケーション
- サザン
どれも競争優位性の高い銘柄ばかりですが環境の変化により企業業績が脅かされる場合があります。
投資する際にはあなたが信じられる銘柄へ投資をしてみましょう。
買付とリバランス
実際の投資する方法としては2点のみです。
- 定額を積み立てる
- 最低銘柄を購入してリバランスする
毎月まとまったお金がなくても資金ができたときに投資をする方法でもOKです。
大切なのは継続して実施し続けることです。
まとめ
書籍の内容をまとめると次の通りです。
- 米国株に投資する
- 継続して投資を続ける
- リバランスする
- 配当金を再投資をする
非常にシンプルでゆっくりとお金持ちになる方法ではないでしょうか?
たばぞうさんの本の内容と共通している部分が多くあります。
非常に理にかなった方法であり、あなたにもできそうな投資手法ではないでしょうか?
私も米国株への投資を昨年から始めていますが少しずつではありますがマネーマシンができてきています。
まだ読んだことのない方は面白い本ですので一度手にとって読んでみて下さい。