FIRE(経済的自由)

40代からFIREは可能?おけいどん式資産形成術を書評解説

ネス

「もう40代だから、FIREなんて無理かな……」

そう思っているあなたに、ぜひ読んでほしい一冊があります。

私自身、30代後半でFIREを意識し始めた頃、「もっと早く始めていれば」という後悔と、「今からでも間に合うのか」という不安の間で揺れていました。

サラリーマンとして10年以上働いてきて、それなりに資産は積み上げてきたものの、ゴールが見えない焦りを感じていたのです。

「40代でFIREを諦める前に、再現性のある成功事例を一つ見ておくべきだ。」

今回ご紹介する「今日からFIRE!おけいどん式 40代でも遅くない退職準備&資産形成術」(著:桶井 道)は、特別な才能やハイスペックな収入がなくても、地道な貯蓄と投資でFIREを実現した実録です。

読めば「自分にもできるかもしれない」という希望が生まれてきます。

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なぜ多くのサラリーマンはFIREを諦めてしまうのか

FIREへの憧れはあっても、「自分には無理」と感じている人が多い理由は何でしょうか。

「収入が多くないとFIREできない、という思い込みがFIREへの最大の壁になっている。」

実際には、FIREの達成に最も重要なのは収入の高さではなく、「貯蓄率」と「支出のコントロール」です。

しかし、多くの人はこの事実に気づかないまま、「もっと稼げるようになったら」と先送りし続けてしまいます。

原因①:収入アップへの幻想を抱き続けている

「ひたすら働けば給料は上がっていく」——著者のおけいどんさん自身も若い頃はそう信じていたと告白しています。

実際に体を壊すほど仕事に打ち込んだ結果、出世レースから離れざるを得なくなり、FIREという方向へ舵を切ることになったそうです。

私も同じ経験があります。20代の頃は残業をいとわず頑張っていましたが、実際には他の人より頑張っても給料が極端に変わらないのが会社員の現実です。

一般的な会社では、翌年の年収が倍になることはまずありません。

原因②:支出を減らすことへの抵抗感がある

「節約してまで生きたくない」「生活の質を下げたくない」——こういった気持ちは自然なものです。

しかし、FIREを達成した人の多くは、支出を減らすことで「お金の自由」と「時間の自由」を同時に手に入れています。

おけいどんさんの月の支出は6〜8.5万円。

独身で実家暮らしという条件はあるものの、これだけ固定費を低く抑えられれば、収入の半分以上を投資に回すことができます。

「支出を減らすことは"我慢"ではなく、"自分の未来への投資"だと捉え方を変えることが重要。」

原因③:長期投資の威力を実感できていない

「投資は怖い」「元本割れするかもしれない」という不安から、投資を始められない人は多いです。

しかし、おけいどんさんの資産推移を見ると、長期投資の威力がいかに絶大かがわかります。

おけいどんさんのFIRE達成の軌跡|47歳・資産1億円

著者のおけいどんさんは、40代後半の男性。

独身で実家に住みながら、高配当株投資を中心に資産を築き、47歳でFIREを達成しました。

その資産推移は以下の通りです。

年齢資産額出来事
17歳300万円両親からの贈与
22歳320万円就職
25歳1,000万円株式投資を始める
30歳2,000万円
39歳4,600万円日本株中心に投資
44歳7,500万円外国株へも投資開始
47歳1億円FIRE達成

注目すべきは30歳の時点で既に資産2,000万円を持っていること。

これは貯蓄率の高さと、25歳から始めた株式投資の複利効果によるものです。

「資産形成に魔法はない。収入の半分を投資に回し続ける地道な習慣が、1億円を作った。」

手取り年収400万円でもFIREは可能|FIRE後のキャッシュフロー

「高収入でないとFIREできない」という思い込みを覆すのが、おけいどんさんのFIRE後の生活です。

FIRE後のキャッシュフローは以下の通りです。

  • 収入:月19万円+α(株式配当金+ブログ等の副収入)
  • 支出:月6〜8.5万円

収入が支出を大きく上回り、資産を取り崩さずに生活できています。この状態を実現するためのポイントは2つです。

ポイント①:固定費の徹底的な削減

独身で実家暮らしという選択は、賛否両論あるかもしれませんが、資産形成においては圧倒的に有利です。

家賃・食費・光熱費の大部分を抑えられるため、手取り収入のほとんどを投資に回すことができます。

私自身は妻子持ちで同じ生活スタイルは取れませんが、「固定費を見直すことが資産形成の最大のレバー」という考えは参考になります。

住居費・通信費・保険料——この3つを見直すだけでも、毎月の投資額を大幅に増やせます。

ポイント②:高配当株投資による安定収入

おけいどんさんの投資手法は、国内外の高配当株への分散投資です。

資産の半分は日本の高配当銘柄に投資し、残りは外国株にも分散しています。

高配当株投資の魅力は、株価の上下に関係なく配当金という「定期収入」が入ってくること。

FIRE後も資産を大きく取り崩さずに生活できる仕組みを作れます。

会社員であることのメリットを最大限に活かす

おけいどんさんの書籍で印象的だったのが、「会社を辞めないメリット」についての考察です。

FIREを目指しているからこそ、会社員の強みを意識的に活用することが重要だと感じました。

  • 社会的信用(住宅ローン・クレジットカードの審査に有利)
  • 安定した給与収入(投資の原資を毎月確保できる)
  • 厚生年金・健康保険(社会保障が充実している)
  • 健康診断などの福利厚生
  • 所属欲求・自己実現欲求の充足

特に「安定した給与収入がある状態で投資を続けられる」という点は、FIRE達成前の最大の武器です。

FIREを目指しているからこそ、会社員という立場を戦略的に活用すべきだと感じます。

「会社員を辞めたいからFIREを目指すのではなく、会社員をしながら投資を続けることがFIRE達成の王道。」

今日からできる具体的なアクション

【アクション1】今月から収入の何%を投資に回せるか計算する

おけいどんさんの成功の核心は「貯蓄率50%以上」です。

まず自分の現在の貯蓄率を計算してみましょう。

手取り収入から生活費を引いた額が月収の何%かを把握するだけで、FIREへの距離が見えてきます。

【アクション2】固定費を見直して投資額を増やす

住居費・通信費・保険料の3項目を見直すことを今月中に始めましょう。

格安SIMへの乗り換えや不要な保険の解約だけでも、毎月数万円の投資原資を生み出せることがあります。

【アクション3】高配当株投資の仕組みを学ぶ

おけいどんさんの投資手法の核心は高配当株投資です。

FIRE後に配当金という「生活費を賄う収入源」を作るために、今から高配当株の選び方・分散方法を学び始めましょう。

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まとめ

「40代でも遅くない。」——この言葉は、決して慰めではありません。

おけいどんさんの実例が証明する、現実に基づいた事実です。

  • FIREの鍵は収入の多さではなく貯蓄率:収入の半分を投資に回す習慣が1億円を作った
  • 支出のコントロールが最大のレバー:月6〜8.5万円の支出で配当金生活が実現
  • 高配当株投資で安定収入を作る:資産を取り崩さない生活設計が可能
  • 会社員の強みを戦略的に活用する:給与・社会保障・信用力をFIRE達成まで最大限使い倒す

私自身も、妻子持ちサラリーマンとして同じ道は歩めませんが、「貯蓄率を高め、高配当株に分散投資する」という本質は変わりません。

おけいどんさんのような純粋FIREではなく、サイドFIREという形を目指しながら、毎月の積立を続けています。

「FIREは特別な人だけの話ではない。再現性のある習慣を積み重ねれば、40代からでも達成できる。」

40代でのFIREを真剣に考えているなら、ぜひこの一冊を手に取ってみてください。

きっと「自分にもできるかもしれない」という勇気をもらえるはずです。

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30代既婚 子供男の子2人
高配当系の投資とインデックス投資を組み合わせて運用中
なんとなく社畜生活をしていたが結婚を機に時間の重要性に気付く
今の生活を変えたいと日々行動する
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