【要約】話題の「ゴールド投資」リスクを冒さずお金もちになれる方法
金が値上がりしているニュースを良く耳にすることってないでしょうか?
しかしながら投資するのは難しいそうなイメージがありますよね。
なぜなら、投資方法や金について紹介されていることが少ないためです。
この記事では、高橋ダン氏の著書『超カリスマ投資系YouTuberが教える ゴールド投資 リスクを冒さずお金持ちになれる方法』
という書籍の内容紹介して、ゴールド投資の魅力をご紹介します。
記事を読み終えると金について理解を深めることができます。
金を買う6つの理由
まずは金に投資するメリットについてです。
大きく分けて以下の6つの理由があります。
金の6つのメリット
- 世界恐慌に備える最も有力な保険
- インフレリスクに備える
- 供給量が決まっている有限の資産
- 値上がりする可能性が高い
- 世界の有力投資家が買っている
- ほったらかし、ストレスフリーで投資できる
世界恐慌に備える最も有力な保険
金を買ったほうがよい1つ目の理由は〇〇ショックなどの市場が暴落したときに資産を守る保険になるからです。
株式等で運用している資産もたった一回の大きな暴落で資産を大きく減らしてしまう可能性があるからです。
一度の暴落で元の価格に戻るまで数年~数十年といった期間がかかる可能性があり、絶対に安全と言い切れないからです。
インフレリスクに備える
2つ目の理由はインフレに対する備えになるということです。
現金で保有することが暴落対策になりますが、インフレに弱いというデメリットがあります。
供給量が決まっている有限の資産
3つ目の理由は供給料が決まっている資産のため値下がりする可能性が低いからです。
現在世界に存在している金は約19万トンしかありません。
人類が数千年の歴史でもこれだけの量しかとれないため供給量が大幅増えなければ価格が大幅に下がることはないというわけです。
値上がりする可能性が高い
4つ目の理由は値上がりする可能性が高いからです。
金は米ドルと連動して価格が動いています。
ドルが上がれば金が下がり、ドルが下がれば金が上がるという逆相関の関係となっています。
ドルやドル建ての資産を多く持っている人はリスク対策として金を買う上、アメリカ経済が不安定になったときなどにはドルを売って金が買われることとなります。
世界の有力投資家が買っている
5つ目の理由は著名な投資家や投資情報に精通している金融機関が買っているからです。
彼らが投資しているということは少なくとも値上がり期待できるからであり安心して買える要因であるといえます。
ほったらかし、ストレスフリーで投資できる
最後の理由は金は手軽に買うことができ長期で安心して持てる商品ということです。
積立で長期にかけて買ってきくことで金の保険としての効果が高まり、マネーサプライの増加やインフレなどによる値上がりも期待できます。
金とは?
金は知っているけれど、言葉にするとどんなものか意外と答えられないですよね。
金とは
金は原子番号79番 元素記号Auで金属の一部です。
用途としては下記の用途で使われています。
世界の金需要料
- 宝飾品 約50%
- 小口投資 約40%
- 工業製品、産業用途 約10%
柔らかい金属で薄くできる上、輝きが劣化しないため金の多くは宝飾品として使われています。
金の生産方法
金は他の物質と反応しないため金そのもので存在しています。
以下の方法で生産されています。
- 金鉱石の中から取り出す
- 砂金から取り出す
- 電子機器から回収する
金本位制
イギリスでは1816年に金本位制がスタートしました。
金本位制は金の価値を基準として通貨を発行するということです。
当時はポンドが世界の基軸通貨でイギリス側から見るとどの国の通貨であれ、発行国が金との交換を保証してくれれば安心して取引ができます。
取引相手となる外国側は産業革命で成長しているイギリスと貿易をしたいと思っています。
先進国各国は金本位制を導入することで金が世界の共通価値となった出来事でした。
金に関する投資商品
金へ投資ができる商品は様々ありますが個人投資家にはETFを利用するのが手っ取り早い手段だと思います。
金に関する投資商品
- 金の現物投資
- 金のETF
- 金先物
- 金鉱株
- 金鉱株のETF
金の現物投資
金そのものを買うのが現物投資です。
もっともシンプルな方法ですが購入時に
- 消費税
- 販売店に支払う手数料
がかかってしまいます。
毎月積立を考えると割高となってしまいます。
また金を持った後のコストとして保管コストもかかりますので個人には手軽に投資できる方法ではないかなと思います。
金のETF
ETFとは株のように市場で売買されている上場投資信託のことです。
投資信託の一種ですので投資家のお金を運用して金などに投資しています。
数多く取り扱い銘柄はありますが取り扱い規模が大きいは以下の銘柄です。
ドル建てETF
SPDRゴールド・シェアーズ | iシェアーズ・ゴールドトラスト | |
ティッカーシンボル | GLD | IAU |
信託報酬 | 0.4% | 0.25% |
最低投資金額 | 167.18ドル | 34.16 |
円建てETF
SPDRゴールド・シェア | 純金上場信託 | |
証券コード | 1326 | 1540 |
信託報酬 | 0.4% | 0.44% |
最低投資金額 | 18,530円 | 6,050円 |
金先物
現物を持たない投資として金先物への投資ができますがリスクが高くおすすめできません。
金鉱株のETF
金鉱株は個別企業への投資のため上場廃止や値動きに左右されるリスクがあります。
そのリスクを軽減できるのがETFです。
金鉱株のETFとして有名なのが下記の銘柄となります。
- GDX ヴァンエック・ベクトル金鉱株ETF
- GDXJ ヴァンエック・ベクトル中小型金鉱株ETF
長期の投資戦略 ルールを決めて機械的に積立てる
高橋ダン氏がおすすめしている金投資のキーワードは長期・分散・積立が3大原則です。
長期
1つ目は短期で資産を形成することは難しいということを踏まえることで焦ったり、過度のリスクを取りすぎるのを防ぐことは必要ということです。
分散
2つ目の分散は
- 投資タイミングを分ける時間分散
- 投資商品をわける商品の分散
の2つがあります。
長期で投資するには様々なことが起こりうることが考えられます。
何が起こるか分からないため商品そのものを分散して保有します。
積立
3つ目の積立は毎月一定の金額で金や金関連の投資商品を買っていくことです。
積立サービスを使えば自動的に投資商品を増やしていくことができます。
またドルコスト平均法で購入することにより平均単価を下げることもできます。
(これは金の供給量が限定的であるがゆえに価格が右肩上がりとなる前提の上の投資です。)
まとめ
内容をまとめると以下の通りです。
金は歴史的にも分散投資の一角としても有力な商品ではないかと思います。
もっと詳しく知りたい方はこちらの本も読んでみて下さい。
金のメリット
- 世界恐慌に備える最も有力な保険
- インフレリスクに備える
- 供給量が決まっている有限の資産
- 値上がりする可能性が高い
- 世界の有力投資家が買っている
- ほったらかし、ストレスフリーで投資できる
金とは?
- 加工しやすく劣化しにくい金属
- 宝飾品と投資商品として主につかわれている
- 通貨として利用されていた
- 生産方法が限定的
- 種類が少なく値動きも小さい
金に関する投資商品
- 金の現物投資
- 金のETF
- 金先物
- 金鉱株
- 金鉱株のETF
投資方法
- 長期
- 分散
- 積立
様々な金への投資商品を組み合わせ毎月購入することで資産を形成する