【書評・やってみた】Excelで月13万円を稼ぐ株投資を実践した正直な感想
「Excelで株を分析すれば月13万円稼げる」——2022年に読んだ本のタイトルに惹かれて、実際に試してみました。
結論から言うと、個別株の分析・売買で安定的に稼ぐことは私には難しかったです。ただし、この経験を通じて「インデックス投資の合理性」を改めて実感しました。FIREを目指す30代として感じたことを正直に書きます。
本の内容:Excelで割安株をスクリーニングする手法
この本は財務指標(PER・PBR・ROE・配当利回りなど)をExcelに取り込んで割安株を探す手法を解説しています。週に1日5分のスクリーニングで月13万円の配当・売買益を目指すというコンセプトです。
やり方自体はわかりやすく、株のスクリーニングの基礎を学ぶには良い本でした。
実際にやってみた結果
良かった点
- Excelでの財務指標管理の仕組みが身についた
- PER・PBRなど基本的な株価指標の読み方を理解できた
- 高配当株の選定基準(利回り・配当性向)を学べた
難しかった点
- 個別株はスクリーニング後も銘柄選定に時間がかかる
- 保有後の値動きの監視が思った以上にストレスになる
- タイミング次第で含み損が続く期間もあった
- 月13万円の利益を出すには相当な元手が必要
月13万円の配当収入を得るには、利回り3%として約5,200万円の元本が必要になる計算です。「月13万円稼ぐ」というキャッチコピーは、既に多くの資産を持つ人向けの話でした。
個別株vsインデックス投資:FIREを目指すならどちらか
| 比較項目 | 個別株分析 | インデックス投資 |
|---|---|---|
| 必要な時間 | 週数時間(継続的な監視) | 月1回の確認で十分 |
| リターン | 銘柄次第(高リスク・高リターンも) | 市場平均(長期で年4〜7%) |
| メンタル負荷 | 高い(値動きが気になる) | 低い(ほったらかし可能) |
| FIRE適性 | 資産形成期には非効率なことも | 長期資産形成に最適 |
FIREを目指す30代にとって最も重要なのは、「時間を資産形成に使うのではなく、資産形成を自動化して時間を作ること」です。インデックス投資はその点で圧倒的に合理的です。

個別株分析の学びをFIREに活かすなら
この経験が完全に無駄だったわけではありません。財務諸表の読み方・株価指標の理解は、インデックス投資をより深く理解するための土台になりました。
ただし「自分で株を分析して市場平均を上回り続ける」ことの難しさも痛感しました。プロのファンドマネージャーでさえ、長期でインデックスに勝ち続けることは難しいと言われています。

まとめ:Excelスクリーニングで学んだこと
- Excelで財務指標を管理することで、投資の基礎知識が身につく
- 月13万円の配当には5,000万円超の元本が必要——キャッチコピーに惑わされない
- 個別株の継続管理はメンタル・時間コストが高い
- FIRE目的の長期資産形成にはインデックス投資の方が合理的
今は個別株への比重を下げ、新NISAを活用したインデックス積立をメインにしています。この本は「投資の基礎を学ぶ教材」として読むには価値がありますが、再現性のある手法として期待しすぎないことが大切です。


