『お金が増える強化書』の内容紹介|本業・副業・投資と家計を考える
「頑張っているのに、お金が増えない」あなたへ
毎月の給与が振り込まれるたびに、「これだけ働いているのに、なぜ貯まらないんだろう」と感じたことはないでしょうか。
物価は上がり、社会保険料も増えていきます。
老後のことを考えると不安になるけれど、何から手をつければいいかわからない。
そのモヤモヤの一因は、お金を増やす方法を整理できていないことかもしれません。
この記事で取り上げるのは、上岡正明さんの著書『「お金の不安」から自由になるための お金が増える強化書』(アスコム)です。
この記事では、出版社の紹介と目次で確認できる範囲で本書の内容を紹介しながら、FIREを目指す視点で家計と資産形成を見直すときの確認事項を整理します。
「収入の少なさ」だけが理由ではない

お金の不安は、収入の多い少ないだけで決まるわけではありません。
収入をどう使い、どう増やすかを整理できていないことも、要因の一つです。
自己投資・投資・副業のいずれにも手をつけないままだと、資産はなかなか増えていきません。
本書は「お金が増える波」に乗ることをテーマに、自己投資・投資・節約・投資家マインドを解説しています(出版社の紹介と目次で確認できる範囲です)。
お金が増えない3つの原因
原因① 本業の収入が頭打ちになりやすい
ここからは、本書の「3つの波」(本業・副業・投資)に沿って、お金が増えにくくなる要因を記事側で整理します。
本業の給与だけに頼っていると、収入の上限は会社の評価制度に左右されます。
昇給のペースが物価の上昇に追いつかないこともあります。
「会社に評価してもらうための努力」と「自分の市場価値を高める努力」は、重なる部分もありますが同じではありません。
市場価値を高める視点がないと、転職や副業に活かせる強みは育ちにくくなります。
原因② 副業の選び方で時間を消耗する
副業で収入源を増やすこと自体は、有力な選択肢です。
しかし「とにかく稼げればいい」と、本業と無関係な単純作業の繰り返しを選んでいては、時間だけが消えていきます。
記事側の整理として、副業は本業のスキルや将来のキャリアにつながるものを選ぶと、時間を二重に活かせます。
ブログ・ライティング・プログラミングなど、経験がスキルとして残る副業だと、収入と学びの両方につながります。
原因③ 投資を活用できていない
預貯金だけでは、低金利のもとでお金はほとんど増えません。
本業や副業で得た収入の一部を投資に回すと、時間をかけて増える可能性がある一方、価格変動で元本を下回る可能性もあります。
ここからは本書の内容紹介とは別に、現在の制度を踏まえた資産形成の選択肢を補足します。
投資を検討する場合は、商品の費用や投資対象、価格変動のリスクを確認してください。
投資に回せる余裕資金があるかをまず確認し、利用する場合はNISA(つみたて投資枠)で、家計に無理のない金額から自動積立を設定する方法があります。
NISA制度についての補足:旧つみたてNISAの新規買付は2023年末で終了しました。現在は2024年開始のNISAが利用でき、つみたて投資枠の年間投資上限は120万円です(金融庁「NISAを知る」2026年9月9日確認)。上限まで投資する必要はなく、家計に無理のない金額を検討してください。新旧の違いは新NISAと旧NISAの違いをわかりやすく解説で整理しています。
本業・副業・投資の「3つの波」を同時に動かす

本書は、お金を増やす方法を「3つの波」として整理しています。
- 本業での給与収入
- 副業での収入
- 投資による収益(値上がり益・配当・分配金など)
この3つを並行して意識すると、収入源が分散され、家計の見直しもしやすくなります。
ただし注意点があります。
いくら稼いでも、そのぶん使ってしまえば手元には残りません。
本書には、ムダを省く節約思考を扱った章もあります(第5章)。
保険・通信費・光熱費などの固定費は、一度見直すと改善効果が続きやすい項目です。
以下は、本書の内容紹介とは別に、家計と資産形成を見直す際の確認事項を整理したものです。
見直すときの確認事項は、次の4つです。
- 現在の収支:毎月の収入と支出、固定費の内訳を書き出す
- 本業で活用できるスキル:仕事で使える強みや資格を言語化する
- 副業に使える時間と勤務先の規程:就業規則で副業の可否や条件を確認する
- 投資に回せる余裕資金:生活防衛資金を確保したうえで、投資に回せる金額を決める
取り組む順番や優先度は、家計や働き方によって変わります。
今日からできる具体的アクション

ここまでの内容を、FIRE視点での確認事項として整理すると、次のとおりです。
- 固定費の削減余地を確認する:格安SIM・不要なサブスクなど、金額と契約内容を洗い出す
- 本業スキルを棚卸しする:仕事で使える強みを書き出し、副業や転職に活かせるか考える
- 副業に使える時間と勤務先の規程を確認する:就業規則を読み、無理のない時間の範囲で始められるか整理する
- 投資に回せる余裕資金を確認する:余裕がある場合は、NISA(つみたて投資枠)で無理のない金額の自動積立を設定する
- 学ぶ時間を無理のない範囲で確保する:投資・副業・税金について、自分のペースで情報を集める
完璧にやろうとしなくていい。
まずは1つだけ確認してみてください。
そこから家計と資産形成の見直しを始められます。
特に投資については、他の書評記事も合わせて読むとより理解が深まります。


まとめ 本業・副業・投資を並行して考える
本書は、「お金が増える波」(本業・副業・投資)に乗ることをテーマに、自己投資・投資・節約・投資家マインドを解説した本です。
FIRE(経済的自立と早期リタイア)は、資産からの収入や取り崩しで生活費をまかなえる状態を目指す考え方です。
働きながら家計を黒字にすることとは違い、必要な資産額や運用の前提を見積もる必要があります。
お金への向き合い方を整理したい人は、本書を読んでみるのも一つの方法です。
高配当株や不労所得に興味がある方は、こちらの記事もあわせてどうぞ。



