【初心者必見】NISAを利用した投資でFIREを目指す運用法

「FIRE(経済的自立と早期リタイア)って聞いたことあるけど、自分には関係ないって思ってませんか?」
お金持ちってなんだか特別な人だけができる話で雲の上の話だと思われがちですが、実は身近な積立投資で数値上は達成することが可能です。
この記事を読めば、NISAを使ってFIREを目指すための基本的な考え方と、具体的な方法がわかります。
最後まで読んであなたの資産形成の参考になれば幸いです。
FIREとは?初心者向けに超シンプル解説

既にどんなものが分かるよって方はこの章は飛ばして下さい。
FIREとは
FIREとはFI(Financial Independence)「経済的自立」とRE( Retire Early)「早期リタイア」の頭文字をとった言葉であることです。
FIREするには、すべての生活費を資産からまかなうので働かなくても生活できるだけの資産を築く必要があります。
莫大な資産が必要なイメージはありますよね。
ただ時間をかけることで誰でも達成は可能です。
FIRE達成のための3つのステップ
FIREに向けての3つのステップは以下の通りです。
- 収入を増やす
- 支出を減らす
- 貯蓄したお金を増やす(これが投資の役割!)
仕事を辞めてしまうと困るのが毎月の収入がなくなってしまうこと。
そのため定年を伸ばしてギリギリまで働き定年後の年金をできるだけ長く使えるようにすることが主流です。
FIREはその逆で生活費のそのものを資産、つまり価格が上がるものを保有し続けなければなりません。
そのため株式投資を中心とした資産への投資が考え方の軸となります。
なぜNISAがFIREに最適なのか?

FIREするためには株式投資でお金を増やすかめちゃくちゃ稼ぐかのどちらかですが投資をする方がとっつきにくいかと思います。
投資をする場合NISAを利用した方が圧倒的にお得です。
NISAとは何かというと・・・・
NISAの基本を解説
NISAは株式などで利益が出た部分に通常20%ほど税金がかかりますがその部分に税金がかかりません。
また配当金や分配金も非課税で受け取ることが可能です。

現行のNISA制度には以下の2種類があり1人につき年間360万円×5年の1,800万円投資することが可能です。
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
---|---|---|
年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
非所持期間 | 無期限 | 無期限 |
非所持限度額 | 総枠1,800万円(成長投資枠は1,200万円まで) | 最大1,200万円 |
パスワード開設期間 | 恒久化 | 恒久化 |
投資対象商品 | 投資信託 | 国内外株式・投資信託 |
購入方法 | 定期買付 | 指定なし |
対象年齢 | 18歳以上 | 18歳以上 |
併用許可 | 成長投資枠と併用可能 | つみたて投資枠と併用可能 |
なぜNISAがFIREに向けての投資に最適なのかというと
- 少額からでも始められること。
- 投資で得た利益(運用益)に税金がかからないこと。
- 長期的な運用に向いていること。
が主な理由です。
毎月10万円を全世界株などで年利7%運用すると20年後には5209万円になります。
運用益は約2500万。それに20%の税金がかからないのはすごく魅力です!

FIREと積み立て投資の相性の良さ

FIREに向けては長期で積み立て投資という基本戦略とNISAの相性がかなり良いです。
なぜならば一般的な会社員は一括では投資が中々できないので月の収入から少しずつ投資していく方法がNISAの積み立て枠という考え方にマッチするからです。
「時間を味方につけてコツコツ増やす」
ということが我々会社員が資産を増やす基本的な投資戦略となります。
具体的な積立NISAの始め方と運用法

ステップ1:目標設定と運用額の決定
まずはゴールの設定です。
いつまでにいくらの資産を築きたいですか?
FIREを達成したい場合、年間生活費の25倍が目安となります。
- 年間生活費が200万円の場合 5,000万円
- 年間生活費が300万円の場合 7,500万円
- 年間生活費が400万円の場合 1億円
これは4%ルールといって資産の4%を取り崩した場合、株式と債券ポートフォリオで運用すれば資産を維持しつつ取り崩しができるという研究に基づいています。
先ほどのシミュレーションだと28年で約1億円溜まります。
22歳から始めれば50歳で1億円となります。

ステップ2:金融機関を選ぶ
ネット銀行とネット証券を解説しましょう。
取引にはネット銀行と証券が非常に便利です。
オススメは SBI証券+住信SBIネット銀行または楽天証券+楽天銀行の組み合わせです。

ステップ3:商品(投資信託)を選ぶ
全世界株式や全米株式のインデックスファンドが、FIREを目指す王道です。
ETFでも同じ商品に投資可能ですが手数料がかなり下がってきているので再投資の手間を考えると投資信託の方が簡単かと思います。
代表的なファンドは以下の通りです。eMAXIS Slimシリーズが手数料最安でオススメです。
全米株式
- eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
- SBI−SBI・V・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド
- 楽天・全米株式インデックス・ファンド
全世界株式
- eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド
ステップ4:自動積立設定
月ごとの予算を決めて自動積立設定をしましょう。
一度設定すれば、あとは自動で買い付けが進むので「ほったらかし投資」ができるので、忙しい人でも続けやすいです。
また知らないうちに投資できていきます。
SBI証券での設定方法
①投資信託 ⇒ ②積立設定 をクリック

④ファンド検索で指定のファンド名を入れて検索

⑤購入したいファンドの積立欄をクリック

⑥目論見書に同意にチェックし注文入力をクリック

⑦あとは購入したい金額と日付を入れて設定完了です。

積立NISAでFIREを目指すときの注意点

市場の変動に一喜一憂しない
投資信託といえど預金と違い価格が変動します。
最初は口座へログインして価格を確認し一喜一憂すると思います。実際私もそうでした。
短期的な価格変動に惑わされず、長期的な視点を持って売らないことが重要です。
下がった時こと長期投資では購入するチャンスなので保有し続けましょう。
投資の本質を理解するためには下記の本を一読されるのがオススメです。
無理のない範囲で続ける
生活を極端に切り詰めるのではなく、自分のペースで楽しみながら続けることがポイントです。
しっかりと生活するお金も分けてまずは無理のない範囲で進めましょう。

「お金のなる木」を育てる
少しずつ投資していくことが、将来的に不労所得を生み出す「お金のなる木」になります。
まずはできる範囲から初めてみて実感してもらうのが一番しっくりくるかと思います。
まとめ

さあ、積立NISAで経済的自由への第一歩を踏み出そう!
- FIREは特別なことではないこと。
- NISAでの積み立て投資が会社員とって最適な投資手段であること。
- 長期的にコツコツ続けることが最も大切であること。
投資を始めるのに、遅すぎることはありません。まずは今日から、一歩踏み出してみませんか?
ネット銀行、ネット証券口座がない方はまずは口座開設しましょう。